カーテンが織りなす物語【カーテンものがたり第2話】
- 2025.05.10
カーテンが織りなす物語
カーテンミュージアムに来られるお客様は、皆さまそれぞれにストーリーを持っています。
「どうせなら少しでも良いものを選びたい」「お金を出す価値のあるものを」――
そうした“良いもの志向”の方もいれば、「母が大事にしていたから」「旅先で見かけたあのカーテンが忘れられなくて」という想いで選ばれる方もいらっしゃいます。
カーテンミュージアムでは、そうした一人ひとりの思いに寄り添いながら、
皆さまにとって“これからの暮らしを共にするパートナー”となるようなカーテンをご提案しています。
暮らしの中にあるカーテンは、ただの装飾ではありません。
ときに家族の記憶であり、ときに人生の節目を思い出させてくれる存在です。
そんなカーテンにまつわるショートストーリーをお届けする本シリーズ。
第二話は「旅」がテーマです。
旅先で出会った、あのカーテン
それは、ふたりで訪れた北欧旅行のこと。
小さなホテルの窓辺にかかっていた、淡いグレーのリネンカーテン。
朝の光が差し込むと、まるで木漏れ日のようにふわっとやわらかく広がって。
私たちはしばらく、何も話さずその光を眺めていた。
「この感じ、好きだね」
彼がそうつぶやいたのを覚えている。
それから数年、結婚して、家を建てて。
忙しさに追われて忘れかけていたある日、ショールームでその風合いに再会した。
手に取った瞬間、あの北欧のホテルが蘇った。
「このカーテン、覚えてる?」
「…うん、あのときの朝みたいだね」
ふたりの暮らしが始まって、毎朝そのカーテンを開けるたびに思う。
あの旅が、今もわたしたちの毎日に続いている。
カーテンは、旅の記憶をつつむ窓。
今日もまた、やさしい光が、私たちの暮らしを照らしてくれる。
いかがでしたか?
カーテンが記憶をつなぐ――そんな温もりのある一枚、あなたのお家にも。
カーテンミュージアムでは、皆さまのストーリーや想いを大切にしながら
お部屋の空気感にぴったりと寄り添うカーテン選びをお手伝いしています。
神奈川県・大和市周辺でオーダーカーテンをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

🖋️ 和田 千鶴子(プランナー・カーテンアドバイザー)
商品を売るだけの販売ではなく、常にお客様の御要望に寄り添いながら御提案をさせて頂くことを心かけています。
「お客様の笑顔」のために頑張ります!
一押しのカーテン:いちご泥棒