神奈川県大和市にある人気カーテンのオーダー専門店

コラム

2026年オーダーカーテントレンド予測【第一回】大開口リビングと「自然の呼吸」を纏う

2026.01.05

新年あけましておめでとうございます。

当店も2026年は本日より営業を開始させて頂きます。本年もお客様と「商談」ではなく笑顔で語り合う「笑談(しょうだん)」を重ねていける様に今年も皆様に様々な提案をさせて頂いて参りますので本年度も何卒よろしくお願い申し上げます。

さて今回は2026年のカーテントレンドの予測を書いてみたいと思います。

近年デザイナーズ住宅のトレンドは「自然との共生」がさらに深化しています。今回は全3部作の第一弾として、今最も注目されている「バイオフィリック・デザイン」に対応した大開口リビングのコーディネートをご紹介します。

2026年 住宅トレンド:バイオフィリック・デザインの深化

近年のデザイナーズ住宅では、天井まで届く大開口の窓によって、室内と外をシームレスにつなぐ設計が主流です。2026年はそこから一歩進み、木材や石材といった素材の「質感」を強調し、住まい全体が呼吸するような「バイオフィリック(生命愛)」な空間作りが求められています。

シミュレーション:南向き・大開口の吹き抜けリビング

太陽の光が一日中降り注ぐ開放的なリビングは、住まいの主役です 。しかし、広大なガラス面は夏場の室温上昇を招きやすく、また夜間には「巨大な冷たい壁」のように感じられてしまうという課題もあります 。

1. ドレープカーテン:LifLin(リフリン)「フィールド」LL2001~2006

  • 選定理由: 2026年のトレンドである「本物志向」を体現するのが、このリネン100%のカーテンです 。リネンは吸湿・放湿性に優れ、じめじめした季節も快適に過ごせます 。
  • 質感の魔法: 上質なヨーロッパ産リネンを使用しており、光を優しく透かす表情が絶妙です 。大開口の窓に吊るすことで、強い日差しを「柔らかな木漏れ日」へと変え、無垢材のフローリングや石壁の質感をより一層引き立てます 。
  • こだわりの縫製: 当店では国内の指定工場で、一枚ずつ「てまひま」かけて丁寧に仕立てています 。

2. 機能性レース:川島織物セルコン「フェルタ」FT7037 FT7040(遮熱・UVカット)

  • 選定理由: 美しさだけでなく、生活の質(ウェルネス)を守るための選択です 。南向きの窓の弱点である「夏の熱気」を効果的にカットし、室温上昇を抑えます 。
  • 透明感の維持: 従来の遮熱レースは生地が厚く、外の景色が見えにくいのが難点でした。しかし、この品番は高い遮熱性を持ちながらも高い透明感を維持しており、デザイナーズ住宅の「外との繋がり」を邪魔しません。

コンシェルジュのこだわり:2026年の新常識「ブレイクスタイル」

リネンは天然素材ゆえに、湿度の変化で数センチ伸び縮みするという特性があります 。2026年は、この特性を逆手に取った「ブレイクスタイル(裾を床に10〜20cmほど垂らす仕立て)」をご提案します。

  • ラグジュアリーな演出: 海外の高級レジデンスのような優雅なドレープ感が生まれ、空間に「ゆとり」と「安らぎ」をもたらします。
  • 実用的なメリット: 冬場は窓下からの冷気の侵入(コールドドラフト)を物理的に遮断し、エアコン効率をさらに高めてくれます 。

2026年トレンドFAQ

Q:リネン(麻)のカーテンは、シワや縮みが気になると聞いたのですが?

A: はい、リネンは非常に繊細な素材です 。しかし、そのシワこそが天然素材ならではの豊かな表情であり、2026年のトレンドである「不完全な美(ワビサビ)」に通じます。縮みについては、最初から裾を垂らす「ブレイクスタイル」で仕立てることで、寸法の変化を気にせず、むしろ風合いの変化として楽しむことができます 。

Q:大開口の窓に電動カーテンレールを取り入れることは可能ですか?

A: もちろん可能です。2026年はスマートホーム連携がさらに普及しています。ニチベイやタチカワブラインドの電動レールを導入すれば、朝日の入り方に合わせてスマートフォンや音声で自動開閉でき、利便性と防犯性を両立できます 。

Q:南向きのリビングで、家具の日焼けを防ぐにはどうすればいいですか?

A: UVカット機能を持つレースカーテンが必須です 。今回ご紹介した川島織物セルコンの高機能レースを併用することで、大切な家具やフローリングを紫外線による劣化から守りつつ、明るい光を室内に取り込むことができます 。

 

次回、第二弾では「高層マンションの寝室:静寂と光を操るスマート・ラグジュアリー」について深掘りします。

「我が家の窓にはどんな組み合わせが合うだろう?」と思われた方は、ぜひ一度、現地採寸・コーディネートをご相談ください。


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和田 千鶴子(イラスト)

🖋️ 和田 千鶴子(プランナー・カーテンアドバイザー)

商品を売るだけの販売ではなく、常にお客様の御要望に寄り添いながら御提案をさせて頂くことを心かけています。
「お客様の笑顔」のために頑張ります!
一押しのカーテン:いちご泥棒

【お正月を静かに迎える】和室・和モダンを格上げする冬の窓辺:断熱と風格を両立するカーテン選び

2025.12.15

窓辺から始める、風格ある冬の和室づくり

こんにちは。いつもコラムをご覧いただき誠にありがとうございます。

来年の事を言うと鬼が笑うと言いますが、そろそろ新年の事を考える時期が迫ってきましたね。

年末年始に親戚やゲストを迎える「ハレの日」の空間として、和室の窓辺の美しさは重要です。

しかし、伝統的な障子や薄い窓は断熱性が低く、冬場は特に足元が冷えやすいという課題があります。

今回は和の風格を保ちつつ、冬の寒さを解消し、モダンに昇華させる川島織物セルコンから和モダンのテイストでオススメのカーテンをご紹介します。

 

和室特有の課題を解決!「冬の機能性」の選び方

まずは和室の課題である「寒さ」と「光の入り方」に特化した機能の重要性を改めて解説しましょう。

  • 徹底した「断熱・保温」で足元の冷えを解消

緻密な織りの厚手生地で空気の層を作り、洋室以上に深刻な冷気をシャットアウトします。裏地付きや、起毛感のあるウール調など、見た目も暖かい素材を選ぶのがおすすめです。

  • 障子の光を再現する「光の透過性」:

障子を通したような柔らかな光を再現する、和紙や麻のような風合いを持つシアー(レース)生地を選ぶのが、和の雰囲気を損なわないためのポイントです。

 

和の情景を映す、川島織物セルコンの厳選4モデル

川島織物セルコンのファブリックは、日本の美意識を深く理解し、その表現に長けています。特に、冬の静けさやお正月の清らかさを感じさせる4つのモデルに注目します。

1.  FT7111:秋草と朧げに浮かぶ月

繊細な日本の情景を描き出す、詩情豊かなデザインです。

項目 特徴と和モダンな魅力
モチーフ 秋草と朧げに浮かぶ月。冬へと向かう日本の自然の移ろい、静かで雅な情景を想起させます。
テキスタイル 生地を織ることで柄を表現しており、柔らかな光沢感が、月明かりのような静謐な雰囲気を窓辺にもたらします。
冬の機能 ウォッシャブル(家庭洗濯可)や防炎機能があり、清潔さと安全性を保ちながら、柄の重厚感で断熱効果も期待できます。
おすすめの空間 床の間や客間など、静かで落ち着いた空間。月のモチーフが、夜間の照明で特に美しく映えます。
品番と出典 FT7111

2. FF5221:最後の琳派が描いた和の草花

原画は「最後の琳派」とも呼ばれた神坂雪佳が描いた和の草花。アート性の高いデザインで、空間に確かな風格を与えます。

項目 特徴と和モダンな魅力
モチーフ 神坂雪佳が描いた和の草花。伝統的な日本の絵画様式が、テキスタイルとしてモダンに蘇っています。
テキスタイル 豊かな織り組織で表現され、プリントでは出せない重厚な奥行きと、高い美術的価値を持ちます。
冬の機能 防炎性能を備え、密度の高い織り地が冷気を効果的に遮断します。
おすすめの空間 格式を重んじる和室や、美術品を飾るリビングなど。窓辺を一枚のアートとして際立たせたい場合に最適です。
品番と出典 FF5221

3. GD1062:押し花を基調にしたシンプルな和デザイン

現代のライフスタイルに馴染むよう、モチーフをシンプルに再構築した和モダンデザインです。

項目 特徴と和モダンな魅力
モチーフ 押し花を基調にした、素朴でシンプルな和デザイン。繊細で抽象的なタッチが魅力です。
テキスタイル 裏面にコーティングを施しており、生地自体が持つ断熱性・遮熱性を高めています。
冬の機能 遮光性(3級)と防炎性能を両立。冬の日の出が遅い朝や、暖房の熱を逃がしたくない夜間に効果を発揮します。
おすすめの空間 寝室や書斎など、遮光と断熱を両立させたい和モダン空間。シンプルで落ち着いた雰囲気を好む方に。
品番と出典 GD1062

4. TT9100:繊細な植物柄と光沢感

程よい光沢感と繊細な織り柄が、現代的な和モダン空間に洗練された印象を与えます。

項目 特徴と和モダンな魅力
モチーフ 繊細な植物柄が織り組織で表現されています。主張しすぎない柄が、和室の静けさに調和します。
テキスタイル ほどよい光沢感のあるベースが、現代的なラグジュアリー感をプラス。光の当たり方によって、織り柄が浮かび上がり、表情の変化を楽しめます。
冬の機能 遮熱・遮像・UVカット機能を持つレースカーテンです。冬の明るい日差しを採り入れつつ、室内の暖気を逃がしにくくします。
おすすめの空間 和室のレースカーテンとして。障子を通した光のような柔らかな採光を実現しつつ、外からの視線を遮りたい場合に最適です。
品番と出典 TT9100

和の風格を深める「スタイル」の選び方

和室の「静けさ」と「美」を最大限に引き出すためには、カーテンのヒダの取り方にもこだわる必要があります。

1. スタイル別:和室の最適解

  • プリーツスクリーン: 和紙の質感を持ち、上下で調光可能なプリーツスクリーンは、和室・和モダンにおいて最も人気が高く、最適解です。

  • ローマンシェード: 垂直のラインが美しく、畳や床の間に調和します。FF5221などの柄の美しさを際立たせたい場合に推奨されます。

  • ヒダの少ないスタイル: 柔らかさを求めるなら、ヒダが少ないフラット(プレーンヒダ)スタイルで、織り柄やテクスチャーの美しさを最大限に活かしましょう。

2. 素材と色の提案

  • 素材のこだわり: 竹(バンブー)麻(リネン)織りの粗いコットンなど、天然素材の風合いを持つ生地で落ち着きを出す。

  • 色の提案: 墨色、生成り色、藍色、抹茶色、小豆色など、日本の伝統色アースカラーで静かで洗練された空間を演出。

 

風格ある窓辺で、静かに新年を迎える

カーテンやシェードは、和室の断熱性能を高めると同時に、和モダンな美意識を完成させるための投資です。今回ご紹介した川島織物セルコンのファブリックのように、日本の情景や伝統色を映したデザインを選ぶことで、お正月を風格ある窓辺で静かに迎えることができます。当店では年内の営業も12月28日までと残すところ僅かになりましたが、豊富な現物カーテンをご覧頂きながら、季節に合わせたコーディネートのご相談も承っております。


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和田 千鶴子(イラスト)

🖋️ 和田 千鶴子(プランナー・カーテンアドバイザー)

商品を売るだけの販売ではなく、常にお客様の御要望に寄り添いながら御提案をさせて頂くことを心かけています。
「お客様の笑顔」のために頑張ります!
一押しのカーテン:いちご泥棒

クリスマスに贈るゆる可愛さ!子供も大人も夢中になる「マイキー」カーテン特集

2025.12.08

窓辺に届く、北欧のハッピーサプライズ

こんにちは、いつもご覧頂きありがとうございます。

街がキラキラと輝き、心温まる物語を求める季節となりました。過去2度に渡ってコラムでも紹介させて頂きましたが、リサ・ラーソンの生み出した、あの赤と白のしま模様の猫「マイキー」は、そのゆる可愛い表情とユーモラスな動きで、世代を超えて愛され続ける北欧のアイコンです。

今回は、クリスマスが近いという事で、当店でも人気が高い「マイキー」柄だけに絞り、子供部屋を最高の遊び場に、リビングを心和む空間に変える、4つのデザインをご紹介します。マイキーが窓辺にいるだけで、クリスマスの朝のようなワクワク感と温かい雰囲気を演出してくれます。

マイキーデザインの魅力:遊び心と機能性の両立

1.  窓辺にリズムを!「マイキー 遮光」シリーズ

マイキーの最も代表的なスタイル。その愛らしいしま模様が整然と並び、窓辺にリズムと楽しい動きを与えてくれます。

 

モデル名 品番例 特徴と選ぶべき理由 コーディネートイメージ
マイキー 遮光 K1038 / K1039 【遮光機能の安心感】 強い日差しを遮るだけでなく、冬の長い夜のプライバシー保護、そして暖房の熱を逃がさない断熱効果を兼ね備えています。 【子供部屋・寝室】 派手すぎないのに遊び心があるため、子供が落ち着いて眠れる機能性と、昼間の楽しさを両立。強い色味(赤など)を選べば、クリスマスカラーのアクセントに。
選ぶべき理由 ゆる可愛いデザインでありながら、生活に必要な遮光性(光を遮る機能)がしっかりと確保されています。外からの光や視線を気にせず、安心して過ごせます。

 

2.  華やかで優しい「マイキーフラワー」シリーズ

マイキーのトレードマークであるしま模様の猫に、花や草木といったボタニカルモチーフをプラスした、柔らかく優雅なデザインです。

 

モデル名 品番例 特徴と選ぶべき理由 コーディネートイメージ
マイキーフラワー K1032 / K1033 【ゆる可愛い癒やし】 マイキーのポップさに、リサ・ラーソン特有の素朴な花柄が加わることで、デザイン全体がより柔らかく、優しくなります。 【リビング・ダイニング】 遊び心を残しつつ、大人の空間にもなじみやすいデザイン。ナチュラルな木の家具や、リネン素材のクッションと組み合わせると、北欧らしい温かい雰囲気が生まれます。
選ぶべき理由 遮光タイプよりも光を取り入れやすいため、明るいリビングやダイニングで、マイキーデザインを楽しみながら優雅な窓辺を演出したい場合に最適です。

II. マイキー柄を秋冬に楽しむ秘訣

マイキー柄はポップなイメージがありますが、色や素材の選び方次第で、冬の静かで温かいインテリアに馴染ませることができます。

1. クリスマス・北欧風コーディネート術

マイキーが持つ「赤・白・ネイビー・グレー」の色味は、そのまま北欧のクリスマスカラーとして活用できます。

  • ベースを暖かく: カーテンの地色(ベースカラー)に、K1039やK1033のような落ち着いたグレーやベージュを選びます。
  • アクセントに赤: カーテンの柄に入っている赤(マイキーのしま模様)や、別売りの赤いタッセル、または赤いクッションをプラスするだけで、派手になりすぎない大人のクリスマス・スカンジナビアンコーディネートが完成します。

2. 遮光裏地で暖房効率もアップ

冬のカーテン選びでは、デザインだけでなく「機能」も重要です。

  • 断熱効果: K1038/K1039のような遮光カーテンは、生地の密度が高く、窓と室内の間に厚い空気層を作るため、冷気の侵入を防ぎ、暖房で温めた空気を逃がしません
  • 遮光裏地の追加: K1032/K1033など遮光機能がないカーテンでも、裏地を縫い付けることで遮光性と断熱効果を後から追加できます。

まとめ:マイキーと、心和む冬を

リサ・ラーソンのマイキー柄カーテンは、そのゆる可愛いデザインで私たちを笑顔にし、高性能な機能で冬の暮らしを快適に支えます。窓辺から始まるハッピーな物語とともに、この冬を暖かく、心豊かに過ごしませんか?

当店ではご紹介させて頂いたマイキーを初め、リサ・ラーソンのラインナップを数多く店頭展示させて頂いております。是非ご来店頂き現物を手に取ってお確かめください。

 

 

 

伊藤 裕美

 

🖋️ 伊藤 裕美(プランナー・カーテンアドバイザー)

 

お客様の気持ちを大切に、ご希望に応えられるように
常に向上心を持って仕事をします。お客様の笑顔を目標にしています。

 

 

 

 

 

鹿と小鳥が宿る窓辺。大人が楽しむウィリアム・モリスの「アニマル柄」カーテン

2025.12.04

窓辺にアニマルアートという「物語」を

みなさんこんにちは。あっという間に12月に入り待ちに待ったクリスマスがやってきます。

大切なご家族のクリスマスプレゼントにカーテンギフトはいかがでしょうか?

ウィリアム・モリスのデザインは、単なる花柄や植物柄ではなく、自然界の動植物が織りなす「物語」を布に閉じ込めています。その中でも、小鳥や鹿といった動物をモチーフにしたデザインは、ユーモアと哲学が共存し、大人の空間にこそ相応しい芸術的な魅力を持っています。

今回は、最新カタログのラインナップからカーテンギフトとしても喜んで頂ける、特に人気の高いアニマルモチーフの3モデルをピックアップし、その魅力と選び方を専門家の視点からご紹介します。

最新カタログはこちら

I. 当店が選んだモリスの「アニマルモチーフ」3選

1. 🍓 STRAWBERRY THIEF(イチゴドロボウ)

モリス作品の中で、最も有名で愛され続けているアイコニックなデザインです。

項目 特徴と選ぶべき理由 コーディネートイメージ
モチーフ ツグミ(鶫)とイチゴ 。モリスが別荘で実際に見た風景から生まれた、日常のユーモアが詰まった作品です。 【理由】重厚な色調から明るく現代的な色まで選べるようになりました。(筆者も大好きなお気に入りの一枚です!)
質感 複雑なジャガード織りによるタペストリーのような重厚感。緻密な織りが、鳥の羽毛や葉の影まで繊細に表現します。 北欧モダン、和モダン。窓辺を主役にするため、ソファやラグは無地のニュアンスカラーでまとめ、ファブリックの色彩を引き立てるのがおすすめです。

品番:3107-3108-3109-3110

2. 🦌 THE BROOK(ザ ブルック)

水辺に集う鹿をモチーフにした、優雅でスケールの大きなデザインです。

項目 特徴と選ぶべき理由 コーディネートイメージ
モチーフ 鹿(スタッグ)。水と植物が流れるように描かれており、自然の生命の輪廻と調和を象徴しています 【理由】 鹿が優雅に配された構図は、格調高さ物語性を両立します。特にリビングなど、ゲストを迎え入れる空間に最適です。
質感 流れのある優美な曲線を活かした、エレガントな構成。広範囲にわたり柄が展開されるため、大きな窓でこそ真価を発揮します。 クラシック、エレガント。重厚な木の家具や、アンティーク調の照明など、クラシカルな要素と合わせることで、英国カントリーハウスのような上質な空間が生まれます。

 

品番:3121-3122

3. 🕊️ KELMSCOTT TREE(ケルムスコットツリー)

モリスの晩年の住居ケルムスコット・マナーから生まれた、深い森と生命力あふれる木々がテーマのデザインです。

項目 特徴と選ぶべき理由 コーディネートイメージ
モチーフ 垂直に伸びる大きな樹木と、そこに遊ぶ小鳥たち。モリスの庭の豊かな生態系が感じられます 【理由】 垂直のラインが空間に高さと広がりを与えます。また、モリスが愛した自然の密度と、タペストリーのような重厚な質感を求める方に最適です。
質感 樹木が画面を埋め尽くす密度の高い構成。まるで一枚の大きなタペストリーを飾っているかのような、壮大で芸術的な存在感を放ちます。 和モダン、ナチュラルシック。シンプルな無地の壁紙や、木の温もりを感じるナチュラルな家具と合わせることで、柄の持つ力強い生命力が際立ちます。

 

品番:MM3125

 

II. モリス柄を成功させる秘訣

モリスの柄は個性が強いため、「難しそう」と思われがちですが、以下のポイントを押さえれば、洗練された大人のインテリアが実現します。

  1. 柄のスケール(大きさ)を確認する:
    デジタルカタログだけでなく、必ず実物大の生地サンプルを窓に当ててみてください。特に「ザ ブルック」や「ケルムスコットツリー」のような大きな柄は、窓のサイズに対して柄がどのように収まるかを確認することが成功の鍵です。
  2. 引き算のコーディネート:
    モリスのカーテンが主役です。他の家具や壁紙(クロス)は、カーテンの地色やモチーフの色から一色選び、その色をベースにした無地や控えめな質感のものを選ぶ「引き算のコーディネート」を意識しましょう。
  3. 光沢と陰影を活かす:
    モリスデザインは、緻密な織りによる光沢と陰影が魅力です。夜間の照明や、日中の太陽光が当たった際の柄の浮き出方をイメージして、設置計画を立てましょう。

あなただけの「物語」が詰まったモリスのファブリックで、心豊かな窓辺を完成させてください。

 


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和田 千鶴子(イラスト)

🖋️ 和田 千鶴子(プランナー・カーテンアドバイザー)

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【コーディネート編】壁紙・床材・家具と連動させるトータルファブリック計画

2025.12.01

「ものがたり」は窓から始まる。トータルファブリックでつくる上質な空間

みなさんこんにちは。いつも当コラムをご覧頂きありがとうございます。

さて以前の記事では施工後に「カーテンボックスと照明が干渉する」「電動レールをつけたいのに下地がない」といった失敗を避けるため、本記事では設計・間取り決定の段階で検討すべき4つの重要チェック項目を解説しました。

今回までお送りしてきたカーテン設置を見据えた「失敗しない家づくり」完全ガイドもシリーズもいよいよ最終回です。

【新築・リノベ必見】カーテン設置を見据えた「失敗しない家づくり」完全ガイド

注文住宅やリノベーションで、壁紙や床材にこだわっても、カーテンが浮いてしまっては台無しです。カーテンは、壁・床・家具といった空間の主役たちを「つなぐ」役割を持っています。

カーテンを「壁」や「床」と連動させる重要性

空間のファブリック(布製品)をトータルで計画することで、統一感のある上質なインテリアが実現します。

1. 壁紙(クロス)との相乗効果

  • 色と質感の連携: 壁紙の色やテクスチャー(例:石目調、塗り壁調)に合わせて、カーテンの素材(例:リネン調、ベルベット調)や色味を検討します。
  • 柄のバランス: 壁紙に柄物を選んだ場合、カーテンは無地控えめな織り柄を選ぶことで、空間全体のうるささを避けることができます。
  • アクセントウォール: アクセントウォール(柄や色が濃い壁)とカーテンの色を合わせることで、空間に深みと統一感が生まれます。

2. 床材と家具との調和

  • 床材との調和: 床材の色(ダークウッド、ナチュラルウッドなど)に合わせ、カーテンのベースカラー柄のトーンを選びます。床が濃い色の場合は、明るいトーンのカーテンで軽さを出すなど、バランスを取ります。
  • 家具との質感: 木の家具が多い場合は天然素材風のカーテンを、レザーや金属の家具が多い場合は光沢感のあるモダンなカーテンを選ぶと、質感の統一が図れます。

「トータルファブリック」で魅せる窓辺の演出

カーテンレール、タッセル、クッションといった周辺アイテムまで含めたトータルでの計画が、プロの仕事です。

1. レールとアクセサリーでテイストを決定

  • 装飾レール: モダンなアイアンレール、ナチュラルな木製レールなど、カーテンレールは空間のテイストを決定づける重要なアイテムです。カーテンの生地の雰囲気に合うレールを選びましょう。
  • タッセル・クッション: カーテンの残布でクッションやベッドスプレッドを作成したり、カーテンとデザイン性の高いタッセルの色を合わせたりすることで、空間全体の統一感が劇的に向上します。

2. 異素材の組み合わせによる奥行き

  • ドレープとレースの組み合わせ: あえてドレープとレースで異なる素材感や色味を選ぶ「異素材ミックス」は、窓辺に奥行きと洗練された印象を与えます。

まとめ:物語のある空間づくりへ

カーテンは、あなたのライフスタイルや、その空間で過ごす「ものがたり」を表現するファブリックです。設計段階で壁・床・家具の仕様を確定させた上で、私たちのような専門家と連携し、サンプルを実際に並べながらトータルでのファブリック計画を立てましょう。この一歩が、後悔のない、心から満足できる上質な空間づくりにつながります。

ここまでの解説で、カーテンは家づくりと一緒に考えるべき重要性をご理解いただけたと思います。

当店では初期段階から皆様の理想の住まいづくりのお手伝いが可能ですので是非、お気軽にご相談ください。

 

 

 

太田雅也(イラスト)

 

🖋️ 太田雅也(プランナー・カーテンアドバイザー)

 

施工する立場からカーテンの販売、取付に関する疑問をアドバイスさせて頂きます。 一押しのカーテン:【川島】やっぱり男はギターが好き。(弾けないですが…)

 

 

 

 

 

【設備干渉編】照明、エアコン、カーテンボックスの最適な位置とクリアランス

2025.11.29

失敗の元凶!「設備干渉」を避けるための設計チェックリスト

みなさんこんにちは。いつも当コラムをご覧頂きありがとうございます。

今回も引き続きシリーズでお伝えして参ります。

さて以前の記事では施工後に「カーテンボックスと照明が干渉する」「電動レールをつけたいのに下地がない」といった失敗を避けるため、本記事では設計・間取り決定の段階で検討すべき4つの重要チェック項目を解説しました。

【新築・リノベ必見】カーテン設置を見据えた「失敗しない家づくり」完全ガイド

カーテンは窓に設置されますが、その窓の上部には必ずと言っていいほど、照明、エアコン、そしてカーテンボックスといった設備が集中しています。これらが干渉すると、見た目の美しさが損なわれるだけでなく、断熱効果が著しく低下したり、故障の原因になったりします。

カーテンボックスの最適な設計寸法

カーテンボックスの役割は、デザイン性を高めるだけでなく、冷暖房効率の向上にあります。熱の流出入を防ぐためには、適切な奥行きと高さが必要です。

1. カーテンボックスの必須機能

  • 断熱性の確保: 窓とカーテン上部の隙間を塞ぎ、冷気や暖気が逃げるのを防ぎます。
  • 光漏れ防止: 遮光カーテン使用時の、上部からの光漏れを防ぎます。
  • メカ収納: ロールスクリーンやシェードのメカ部分を隠し、見た目をすっきりさせます。

2. クリアランス(隙間)の確保

項目 最適な寸法(目安) 留意点
奥行き 150mm〜200mm 二重吊り(ドレープ+レース)や、ツインシェード(ドラム式)など、メカの厚みによって必要な奥行きが変わる。
高さ 100mm〜150mm レール設置高さを確保し、カーテン上部からの熱の流出を確実に防ぐための高さ。

I. 照明とエアコンとの干渉を避ける

カーテンボックスやレールと、周辺設備が干渉しないよう、事前にシミュレーションが必要です。

1. 照明(ダウンライト)との干渉

  • リスク: 窓の近くにダウンライトを設置すると、カーテンボックスの奥行きが足りず、ボックスの先端がライトにかかる、あるいはレールとライトが干渉する可能性があります。
  • 対策: ダウンライトは、カーテンボックスの先端から200mm以上離すか、カーテンレールと並行なライン上に配置する際は、ボックスの設計寸法を考慮して位置を決定します。

2. エアコンとの最適なクリアランス

  • リスク: エアコンを窓の真上や近くに設置すると、カーテンがエアコンの風を遮り、部屋全体に冷暖房が行き渡らない効率低下を招きます。また、エアコン本体がカーテンやレールに干渉することもあります。
  • 対策:
    • 設置位置: エアコンは、窓からの熱の出入りが少ない壁の中央などに設置するのが理想です。
    • カーテンとの距離: エアコンの排出口とカーテンの上部が干渉しないよう、適切なクリアランス(距離)を確保します。

設計の「詰め」が快適な暮らしを作る

カーテン、照明、エアコンは、暮らしの快適性を支える三種の神器です。どれか一つが干渉するだけで、美観だけでなく、年間を通しての冷暖房費にも影響します。私たち専門家は、単にカーテンを売るだけでなく、建築図面をもとにこれらの干渉リスクを事前に検証し、最適な設置位置を提案します。

 

 

 

 

太田雅也(イラスト)

 

🖋️ 太田雅也(プランナー・カーテンアドバイザー)

 

施工する立場からカーテンの販売、取付に関する疑問をアドバイスさせて頂きます。 一押しのカーテン:【川島】やっぱり男はギターが好き。(弾けないですが…)

 

 

 

 

 

【下地・電動編】将来を見据えた電動カーテンとレール設置のための下地補強ガイド

2025.11.24

電動化時代の必須準備!「下地」と「電源」で後悔しない窓周り計画

みなさんこんにちは。いつも当コラムをご覧頂きありがとうございます。

すっかり寒く冬の訪れを肌で感じる様になりました。

さて以前の記事では施工後に「カーテンボックスと照明が干渉する」「電動レールをつけたいのに下地がない」といった失敗を避けるため、本記事では設計・間取り決定の段階で検討すべき4つの重要チェック項目を解説しました。

【新築・リノベ必見】カーテン設置を見据えた「失敗しない家づくり」完全ガイド

最近の注文住宅やリノベーションでは、採光や利便性から高所窓大開口窓が増えています。このような窓には電動カーテンが必須ですが、「下地がない」「電源がない」という理由で導入を断念するケースが後を絶ちません。今回は、電動カーテンと下地に関して深く解説していきましょう。

I. 設置後の後悔を防ぐ「下地補強」の鉄則

カーテンレールを壁や天井に取り付ける際、石膏ボードのみでは重さに耐えられません。将来的に電動レールや重量のある装飾レールを設置する可能性がある場合は、必ず下地補強が必要です。

1. 下地補強の重要性

  • 安全性の確保: カーテンやシェードの総重量(特に遮光裏地付きや大型サイズ)は想像以上に重く、地震の揺れや開閉の負荷に耐えるには、レールの固定箇所に木材の下地が必要です。
  • 電動レールの導入: 電動レール本体は重量があるため、下地がない場所には原則として設置できません。

2. 補強の場所と範囲

  • 補強の場所: レールを取り付ける壁または天井の全幅にわたり、木材(構造材)を埋め込んで補強します。
  • 将来の変更に備える: 実際にレールを固定する位置を微調整できるように、レール設置予定の高さ・幅より少し広めに補強しておくと安心です。

II. 電動カーテン導入のための「電源」計画

電動カーテンや電動ロールスクリーンは、電源がなければ動きません。施工後の配線は非常に目立ち、美観を損ねます。

1. 電源計画のパターン

  • 壁内配線(隠蔽): 最も美しくスマートな方法です。カーテンレール設置位置の裏側や天井裏に電源コードを隠し、レール近くで給電します。これは壁を貼る前の電気工事の段階でしか実現できません
  • コンセント: レールのすぐ近く(上部など、目立ちにくい位置)に専用のコンセントを設ける方法。配線が見えるリスクはありますが、後からの電源確保よりは容易です。

2. 電動製品の選択と電源方式

  • コード式: 部屋のコンセントを利用して給電します。電源ケーブルが目立たないよう、コンセント位置を検討する必要があります。
  • バッテリー式: 電源工事は不要ですが、定期的なバッテリー充電が必要になります。高所や吹き抜けなど、電源の確保が困難な場合に選択肢となります。

III. カーテンレールとメカ製品の設置に影響するクリアランス

設置したいメカ製品によって、窓枠からのクリアランス(距離)が変わります。

  • ツインシェード: ドレープとレースの二重構造を1台のメカで操作するため、通常のシングルレールよりもメカの奥行きが必要です。窓枠と干渉しないか確認しましょう。
  • 電動ロールスクリーン: 本体メカが大きいため、窓枠上の設置スペース(天付けの場合の奥行き)を確認し、窓を開けた際のハンドルなどとの干渉を避ける必要があります。

まとめ:下地と電源は「同時」に計画する

電動化や重厚なデザインのカーテンレールを諦めないためには、「下地補強」と「電源確保」を設計の初期段階でセットで検討することが鉄則です。未来の安心と利便性を見据えて、ぜひ私たち専門家にご相談ください。

 

 

 

 

太田雅也(イラスト)

 

🖋️ 太田雅也(プランナー・カーテンアドバイザー)

 

施工する立場からカーテンの販売、取付に関する疑問をアドバイスさせて頂きます。 一押しのカーテン:【川島】やっぱり男はギターが好き。(弾けないですが…)

 

 

 

 

 

【窓編】窓の大きさ・位置・種類と、カーテンで実現できる機能とデザイン

2025.11.20

機能とデザインを両立する窓選び

みなさんこんにちは。いつも当コラムをご覧頂きありがとうございます。

前回の記事では施工後に「カーテンボックスと照明が干渉する」「電動レールをつけたいのに下地がない」といった失敗を避けるため、本記事では設計・間取り決定の段階で検討すべき4つの重要チェック項目を解説しました。

【新築・リノベ必見】カーテン設置を見据えた「失敗しない家づくり」完全ガイド

今回は「窓」に注目してより深く解説していきます。

新築やリノベーションにおいて、窓は光と風を取り込む「家の目」であり、カーテンは窓辺の印象を決める「化粧」です。窓の大きさ、位置、種類といった基本的な設計仕様が、カーテンで実現できる機能とデザインのすべてを決定します。

I. 窓のタイプ別:カーテン計画の基礎知識

窓の形状によって、カーテンの仕上がりイメージと、選べるメカニック製品(シェードやブラインド)が変わります。

窓のタイプ 特徴とカーテンの役割 おすすめの製品
掃き出し窓 庭やバルコニーへの出入り口。開閉のしやすさ(ドレープ)と、断熱性が最重要。 ドレープカーテン(両開き)、バーチカルブラインド(縦型)、ロールスクリーン(電動が便利)。
腰高窓 壁の中間に位置し、家具配置の自由度が高い。装飾性と光のコントロールが重要。 ローマンシェード(デザイン性◎)、ドレープカーテン、ウッドブラインド。
高所窓・吹き抜け窓 採光・換気が目的。手が届かないため、操作性(電動化)が必須。 電動ロールスクリーン、電動バーチカルブラインド、長めの操作コード。
出窓 立体的な空間。装飾性が高く、多面を覆うため、断熱性・遮光性に注意が必要。 カーテンレールをコの字に曲げて設置。ギャザーを寄せた優雅なスタイル。

II. 窓の大きさと位置:プロが重視する「光のコントロール」

カーテンアドバイザーは、窓のサイズだけでなく、その窓が「どの光を取り込むか」を重視します。

1. 窓の大きさで変わるデザインのスケール感

  • 大きな窓: 大柄(ビッグパターン)や、大胆なボタニカル柄など、カーテンが主役になるデザインが映えます。ヒダを多く取る2倍ヒダで、柄を豊かに見せるのも効果的です。
  • 小さな窓・連窓: 小柄や無地、繊細な織り柄がおすすめです。複数の窓で同じ生地を使う場合は、柄の配置を揃える「柄出し」の検討が望ましいです。

2. 方位による機能性の決定

  • 西窓: 遮熱性UVカット機能が最優先。日差しが強い時間帯に熱の侵入を強力に防ぐ必要があります。
  • 東窓: 朝日を遮るための遮光性が最優先。寝室であれば、特に遮光1級の生地を選びましょう。
  • 南窓: 日差しが長時間入るため、採光拡散(光を拡散して部屋を明るくする機能)とUVカットを両立したレースカーテンが有効です。

III. カーテンで実現できる「プラスαの機能」

窓の設計だけでは満たせない性能を、カーテンは付加してくれます。

  • 断熱・遮熱性能の向上: 窓を二重窓(内窓)にするリフォームと、裏地付きや特殊コーティングのカーテンを組み合わせることで、冷暖房効率を劇的に向上させます。
  • 防音性の付加: 道路に面した窓の場合、高密度の厚手カーテンや、遮音性能を持つ裏地を付けることで、外部の騒音を軽減し、静かな室内環境を実現します。

まとめ:窓設計は「カーテンのための設計」でもある

窓は「光と風」という機能だけでなく、「カーテンというアート」を飾るフレームです。理想のデザインや機能性を実現するためにも、窓の設計段階でカーテンのアドバイザーと連携し、窓の大きさ、位置、そして方角に基づいた最適な仕様を確定させましょう。

 

 

 

 

太田雅也(イラスト)

 

🖋️ 太田雅也(プランナー・カーテンアドバイザー)

 

施工する立場からカーテンの販売、取付に関する疑問をアドバイスさせて頂きます。 一押しのカーテン:【川島】やっぱり男はギターが好き。(弾けないですが…)

 

 

 

 

 

【新築・リノベ必見】カーテン設置を見据えた「失敗しない家づくり」完全ガイド

2025.11.17

マイホームの夢を叶える注文住宅やリノベーションにおいて、カーテンの設置計画を設計段階から組み込むことが、理想の窓辺を実現する唯一の最適解です。

施工後に「カーテンボックスと照明が干渉する」「電動レールをつけたいのに下地がない」といった失敗を避けるため、本記事では設計・間取り決定の段階で検討すべき4つの重要チェック項目を解説します。

はじめに:なぜ「設計段階」でのカーテン計画が必要なのか?

1. カーテンは「最後の仕上げ」ではない

こだわりの注文住宅で、「カーテンは最後に決めるもの」として後回しにすると、せっかくの設計が台無しになるケースが多発します。

カーテンは、窓という大きなキャンバスに描くアートであり、同時に断熱・遮熱といった住宅の性能を左右する重要な要素です。建物の設計・間取りと一体で考える必要があります。

2. 施工後に発覚する「失敗事例」の典型

設計段階でカーテン設置を考慮しなかったために、以下のような失敗が起こります。

  • 干渉: カーテンボックスやレールが、照明(特にダウンライト)やエアコンとぶつかり、どちらかの位置を諦めざるを得なくなる。
  • 機能性の欠如: 電動カーテンや重量のある装飾レールを設置したいのに、壁に適切な下地補強がなく、取り付けが不可能になる。
  • 光漏れ: 遮光カーテンを設置したのに、窓枠とレールの間に隙間ができ、横や上から光が漏れてしまう。

II. 失敗しないカーテンと家づくりのための4つの重要チェック項目

注文住宅やフルリノベーションの設計・間取り決定の段階で、必ず確認すべき4つの重要項目ご紹介します。

1. 【窓・間取り】カーテンの「主役」を決める

項目 確認すべきポイント
窓の大きさ・位置 掃き出し窓か腰高窓か、あるいは高所窓や吹き抜けなど、窓のレイアウトがカーテンの開閉方法やデザインに与える影響を検討する。
間取りとの関係 リビング、寝室、書斎など、部屋の用途によって、カーテンに求める遮光性・断熱性を設計段階で確定させる。

2. 【下地・設置】機能性と安全性を確保する

項目 確認すべきポイント
カーテンレールの下地 電動カーテンや、重厚な装飾レールシェードを設置する予定箇所には、必ず壁に適切な下地補強を指示する。
電動カーテンの電源 電動カーテンを導入する場合、電源の位置(コンセントや隠蔽配線)を窓の近くに確保しておく。施工後の電源後付けは非常に困難。

3. 【設備との連携】干渉を避けて美しく納める

項目 確認すべきポイント
カーテンボックスの設計 ボックスの奥行きと高さを決定する際、窓際の照明(特にダウンライト)やエアコンとの干渉を避け、十分なクリアランスを確保する。
照明・エアコンの位置 エアコンの風がカーテンに直接当たらないよう、設置位置とレールの距離を調整する。また、カーテンを閉めたときにレールの影や光が漏れないよう、照明の位置も検討する。

4. 【インテリア】質感とデザインの融合

項目 確認すべきポイント
カーテン生地の決定 壁紙(クロス)や床材の色、質感、パターン(柄)のサンプルと、カーテン生地のサンプルを設計段階で同時に確認し、トータルデザインを完成させる。
窓の形状 窓の形状(出窓、連窓、変形窓など)に合わせた、最適なレールやシェードのメカを選定する。

III. まとめ:設計のプロとカーテンのプロの連携こそが最適解

1. カーテンは「性能」と「デザイン」の最後の要素

カーテンは、耐震・断熱といった建物の構造が確定した後、その「性能(断熱・遮熱)」「デザイン」を両立させる、最も重要な最後の要素です。ここで計画を怠ると、せっかく導入した高断熱窓の性能が半減することもあります。

2. 私たちカーテンミュージアムにお任せください

私たちカーテンミュージアムは、二級建築士であるアートインテリアが運営しています。と当店の建築士や設計士と連携し、窓の仕様決定から下地、電源の位置、そして最適なデザイン選定までをサポートできるため、最も失敗が少ない「ものがたり」のある家づくりが可能です。まずは、設計図や間取り図をお持ちの段階で、お気軽にご相談ください。設計のプロとカーテンのプロが連携し、あなたの理想の窓辺を実現します。

 

 

 

 

太田雅也(イラスト)

 

🖋️ 太田雅也(プランナー・カーテンアドバイザー)

 

施工する立場からカーテンの販売、取付に関する疑問をアドバイスさせて頂きます。 一押しのカーテン:【川島】やっぱり男はギターが好き。(弾けないですが…)

 

 

 

 

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