カーテンが織りなす物語【カーテンものがたり第4話】
- 2025.06.02
カーテンが織りなす物語
カーテンミュージアムに来られるお客様は、皆さまそれぞれにストーリーを持っています。
「どうせなら少しでも良いものを選びたい」「お金を出す価値のあるものを」――
そうした“良いもの志向”の方もいれば、「母が大事にしていたから」「旅先で見かけたあのカーテンが忘れられなくて」という想いで選ばれる方もいらっしゃいます。
カーテンは、暮らしの中にある「記憶の風景」。
時間をかけて寄り添い、家族の記憶を見守ってきたもの。
今回は、「人生をともに歩んだカーテン」のお話です。
家族をつつむ、一枚のカーテン
結婚して、ふたりで選んだ新しい家。
家具よりも先に決めたのは、リビングのカーテンだった。
「朝日が入るから、やわらかい色がいいね」
「このカーテンにしよう。長く使えそうだね」
そして、そのカーテンは家の中で一番早く、朝を迎える場所になった。
数年後、子どもが生まれた。
ハイハイのころ、カーテンの裾をつかんで笑っていた。
小学生になると、そのカーテンの前でランドセルの写真を撮った。
高校生になると、あまりカーテンを開けないようになった。
そしてある日、スーツケースを持って玄関を出て行った。
それからしばらくして、戻ってきた我が子は、伴侶と共にこう言った。
「この家、2世帯にして一緒に住まない?」
あの日から30年。リビングの窓辺には、あのときのカーテンがまだある。
春の光がやさしく差し込む午後。
赤ちゃんが、カーテン越しに微笑んだ。
—— そう、カーテンはただの布じゃない。
家の一部であり、家族そのもの。
この窓辺がずっと“おかえり”と言ってくれるように。
「カーテンとともにある暮らし」
カーテンは、人生を見守り続ける“無言の家族”のような存在。
カーテンミュージアムでは、
そんな“物語のある一枚”をお客様と一緒に見つけていきたいと考えています。
家族のこれからに寄り添うカーテンをお探しの方、ぜひ一度、私たちにお話をお聞かせください。
神奈川県・大和市周辺でオーダーカーテンをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

🖋️ 和田 千鶴子(プランナー・カーテンアドバイザー)
商品を売るだけの販売ではなく、常にお客様の御要望に寄り添いながら御提案をさせて頂くことを心かけています。
「お客様の笑顔」のために頑張ります!
一押しのカーテン:いちご泥棒