神奈川県大和市にある人気カーテンのオーダー専門店

カーテンの選び方・予算・費用

カーテンレールの選び方と取り付けガイド|種類・測り方・DIYの注意点を完全解説

2025.10.20

カーテンの使い心地と見た目は「カーテンレール」が9割決める

お気に入りのカーテンを選んだ後、その「受け皿」となるカーテンレールをなんとなくで選んでいませんか?

実は、カーテンレールは単なる「カーテンを吊るす棒」ではありません。カーテンの美しいドレープを保ち、日々の開け閉めをスムーズにし、時にはそれ自体がインテリアの主役にもなる、窓辺の「縁の下の力持ち」です。

レールの選び方や測り方を間違えると、カーテンが綺麗に見えなかったり、最悪の場合は壁から落ちてしまったりすることも…。

この記事では、そんなカーテンレールの基本的な役割から、お部屋に合わせた種類の選び方、失敗しない採寸方法、そしてDIYで取り付ける際の最大の注意点まで、徹底的に解説します。

 

そもそもカーテンレールは必要?その役割と他の窓装飾との違い

まず、なぜカーテンレールが必要なのでしょうか。その役割を再確認しましょう。

カーテンレールの3つの役割

  1. カーテンを支え、スムーズに動かす: 毎日の開け閉めをストレスなく行うための最も重要な役割。
  2. カーテンの美しさを引き出す: レールの幅や種類が、カーテンのドレープ(ヒダ)の見え方を左右する。
  3. 窓辺のインテリア性を高める: レール自体が、空間のスタイルを決定づけるデザイン要素にもなる。

ブラインドやシェードとの違い

カーテンレールを使用する「カーテン」と、レールを使わない「ブラインド」や「ロールスクリーン」の最大の違いは、素材が空間にもたらす質感と機能性です。

比較項目 カーテン(+レール) ブラインド・ロールスクリーン
窓辺の見た目 布の柔らかな質感。ドレープ(ヒダ)による優雅さ、温かみ、エレガントさ。 直線的な質感。モダン、スタイリッシュ、シャープな印象。
開閉方式 左右に引いて開閉。レールとランナーでスムーズに動く。 昇降コードで上下に巻き上げる、または羽根(スラット)の角度で調光。
レール 必須。レールのデザインや設置方法が遮光・遮熱機能やデザインを左右する。 窓枠内にメカ(機構)を固定するため、レールは不要。窓周りがすっきりする。
向いている空間 温かさやリラックス感を重視するリビング、寝室。 モダンさや機能性を重視する書斎、キッチン、シンプルモダンな空間。

結論として、布の持つ柔らかな風合いや、ドレープによる優雅さ、そして心安らぐ温かい雰囲気を活かしたい場合は、カーテンと、その魅力を最大限に引き出すカーテンレールを選ぶことが最適です。

 

カーテンレールの種類は大きく分けて2つ!【機能性 vs 装飾性】

カーテンレールは、目的によって大きく2つのタイプに分けられます。それぞれの特徴を知ることが、選び方の第一歩です。

① 機能性レール

  • どんなレール? アルミニウムやスチール製が中心の、シンプルで滑走性能を重視したレール。カーテンの開閉が非常にスムーズ。
  • メリット: 比較的安価で、どんな部屋にも合わせやすい。カーブさせられる製品もある。
  • デメリット: レール自体に装飾性はない。
  • こんな場所に最適: レールをカーテンで隠したい場合、寝室や子供部屋など、日々の使いやすさを重視する部屋。

② 装飾レール

  • どんなレール? 木製やアイアン(金属)製など、レール本体や両端の飾り(フィニアル)のデザイン性を楽しむ「見せる」ためのレール。
  • メリット: それ自体がインテリアの主役になり、お部屋のスタイルを格上げする。
  • デメリット: 機能性レールに比べて高価。製品によっては滑りがやや劣る場合も。
  • こんな場所に最適: レールを見せておしゃれな空間を演出したいリビング、ナチュラル・モダン・クラシックなど特定のスタイルを作りたい部屋。

ポイント:ダブルとシングルの違い

厚地のドレープカーテンと薄地のレースカーテンを両方吊るす場合は「ダブルレール」、どちらか一方だけの場合は「シングルレール」を選びます。

 

カーテンレールを構成する部品の名称と役割

レールの部品名を知っておくと、購入や取り付けの際に非常にスムーズです。 

  • レール本体: カーテンを吊るすための主要部分。
  • ランナー: レールの中を滑る車輪やリング。ここにカーテンのフックを引っ掛ける。
  • ブラケット: レールを壁や天井に固定するための金具。
  • キャップストップ: レールの両端に取り付け、ランナーが抜け落ちるのを防ぐ部品。
  • フィニアル: 装飾レールの両端に付ける飾りのこと。デザインの要となる部分。

 

失敗しない!カーテンレールの正しい測り方(寸法の決め方)

ここで間違うと全てが台無しに。正しい採寸方法をマスターしましょう。

① レールの幅(長さ)を決める

基本の計算式: 窓枠の外側の寸法 + 20cm以上(片側10cmずつ)

なぜ長くする? カーテンを開けた時に、窓ガラスにカーテンがかからず、光を最大限に取り込めます。また、両サイドからの光漏れも防げます。

② 取り付け位置の高さを決める

基本の位置: 窓枠の上端から10〜15cm上

なぜ高くする? 窓が縦に大きく見え、お部屋に開放感が生まれます。また、窓枠の上からの光漏れを防ぐ効果もあります。

 

DIYで挑戦!カーテンレールの取り付け方と最大の注意点

取り付け方の2つのタイプ

  1. 【正面付け】:窓枠の上の壁面に取り付ける最も一般的な方法。
  2. 【天井付け】天井や、窓枠の内側の天井面に取り付ける方法。窓をすっきり見せたい場合や、エアコンなどがあり壁面に付けられない場合に。

【最重要】必ず「下地」を探すこと!

  1. 下地とは? 壁の石膏ボードの裏側にある、柱や間柱といった構造材のこと。
  2. なぜ重要? 石膏ボード自体には、カーテンとレールの重さを支える強度がありません。下地のない場所に取り付けると、ほぼ間違いなくレールごと落下します。
  3. 下地の探し方 【下地センサー】:ホームセンターなどで購入できる最も確実な道具。 【壁を叩く】:壁をコンコンと叩き、音が「コンコン」と詰まった硬い音に変わる場所が下地です。

取り付け手順(ステップ・バイ・ステップ)

  1. 準備するもの: 電動ドリル、ドライバー、メジャー、水平器、下地センサーなど。
  2. 取り付け位置のマーキング: 測った寸法に基づき、ブラケットを取り付ける位置に印を付ける。
  3. ブラケットの取り付け: 下地があることを確認し、ドリルで下穴を開けてから、ブラケットをネジでしっかりと固定する。
  4. レールの設置: ブラケットにレールをはめ込み、固定すれば完成。

 

カーテンレールは、カーテンの価値を決める名パートナー

カーテンレールは、決して脇役ではありません。 お部屋の用途に合わせて「機能性」と「装飾性」のどちらを優先するかを決め、正しい寸法で設置することで、初めてお気に入りのカーテンがその魅力を100%発揮します。

DIYで取り付ける際は、何よりも「下地探し」を徹底することが成功の鍵です。 この記事を参考に、あなたの窓辺に最適な「名パートナー」を見つけて、毎日の暮らしをより快適で美しいものにしてください。

 

 

 

 

太田雅也(イラスト)

 

🖋️ 太田雅也(プランナー・カーテンアドバイザー)

 

施工する立場からカーテンの販売、取付に関する疑問をアドバイスさせて頂きます。 一押しのカーテン:【川島】やっぱり男はギターが好き。(弾けないですが…)

 

 

 

 

秋冬リビングを格上げ!快適さとデザインを両立するカーテン選びの魔法

2025.10.16

秋冬のカーテンは、見た目だけでなく「機能性(断熱・保温)」が超重要。暖かさを保ち、省エネにも貢献します。深みのある色合いや厚手の素材を選べば、リビングが一気に秋めく上質な空間に大変身!

遮光だけでなく、日中の光を美しく取り込む「採光」も秋冬のリビングには欠かせないポイントです。オーダーカーテンなら、窓のサイズやインテリアにぴったり合わせられ、既製品にはない満足感が得られますよ。秋冬のリビングは、機能性とデザインを兼ね備えたカーテンで、心も体も温まる快適空間を演出しちゃいましょう!

 

なぜ秋冬にカーテンの衣替えをおすすめするの?

秋風が心地よくなり、そろそろ冬の足音が聞こえてくる今日この頃。お部屋の模様替え、考えていますか?特にリビングは家族みんなが集まる場所。季節の移ろいに合わせて、もっと快適で素敵な空間にしたいですよね。

以前の記事ではカーテンの衣替えの方法や

【お役立ち】カーテンの衣替え時、正しい収納方法とは?

季節に合わせたカーテンの選び方をご紹介させて頂きましたが

春夏秋冬で変わるカーテンの選び方|季節に合わせて快適に暮らす工夫とは?

今回は、リビングの印象をガラリと変える秋冬の「カーテン」に注目!「え、カーテンって夏も冬も同じでしょ?」なんて思っているそこのあなた、もったいない!秋冬にぴったりのカーテンに替えるだけで、暖かさも、おしゃれさも、ぐーんとアップするんです。

 

1. なぜ秋冬にカーテンの衣替えをおすすめするの?

「衣替え」と聞くと、洋服を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実はカーテンも衣替えすると良いことだらけなんです。特に秋冬は、カーテンが果たす役割がぐっと増す季節。

まず、最大の理由は「断熱効果」と「保温効果」。窓は、お部屋の熱が一番逃げやすい場所だってご存知でしたか?まるで冷蔵庫の扉が開けっ放しになっているようなもの…とまでは言いませんが、それに近いエネルギーロスがあるんです。

厚手のカーテンや特殊な加工が施されたカーテンをかけることで、外からの冷気の侵入を防ぎ、お部屋の暖かさをしっかりキープ。暖房効率がアップすれば、電気代の節約にも繋がるという、嬉しいおまけつき。お財布にも地球にも優しいって、素敵ですよね!

次に、秋冬ならではの「雰囲気づくり」。夏は涼しげなリネンや薄手の素材が人気ですが、秋冬は温かみのある素材や深い色合いのカーテンに替えるだけで、お部屋全体がほっこりとした居心地の良い空間に早変わり。まるでカフェのような落ち着いた雰囲気を、自宅で毎日楽しめるようになるんです。

 

2. 秋冬カーテン選びの三大ポイント

2-1. 機能性で選ぶ:断熱・保温効果の秘密

秋冬のカーテン選びで、機能性は外せない要素です。快適なリビングを作るための機能は、主にこの3つ!

遮熱・断熱機能: 冬の冷気をシャットアウトし、室内の暖気を逃がしません。特殊な繊維や多層構造の生地が、魔法瓶のように熱の移動を抑えてくれます。

保温機能: 暖房で温まった空気を窓から逃がさず、お部屋の暖かさを長く保ちます。特に、裏地付きのカーテンや厚手の生地は効果絶大です。

遮光機能: 冬は日が短く、朝もなかなか明るくならないことがありますよね。遮光カーテンは、光をしっかり遮り、ゆっくり眠りたい週末の朝や、ホームシアターを楽しむ夜に大活躍。ただし、完全に光を遮断すると、日中も薄暗くなってしまうので、後述の「採光」とのバランスが重要です。

図解でわかる!カーテン選びが楽しくなる魔法の用語集【完全版】

2-2. デザインで選ぶ:色、素材、柄でリビングを彩る

次に、お部屋の雰囲気をガラリと変えるデザイン選び。機能性と同じくらい、見た目も大切ですよね!

色選びのヒント

暖色系: レッド、オレンジ、ブラウン、マスタードイエローなど。見ているだけで心が温まるような色合いで、お部屋に活気と暖かさを与えます。

アースカラー: オリーブグリーン、テラコッタ、ベージュなど。自然を感じさせる落ち着いた色で、リラックスできる空間を演出します。

深みのある色: ボルドー、ネイビー、チャコールグレーなど。落ち着きと高級感をプラスし、大人のリビングにぴったりです。

素材で差をつける!

厚手素材: ウール、ベルベット、コーデュロイなど。見た目にも温かく、触り心地もふんわり。断熱効果も期待できます。まるで高級ホテルのようなラグジュアリー感を演出できますよ。

起毛素材: フランネルなど。優しい肌触りで、見た目にも温かみを添えます。

ドレープ性: 生地がしなやかに波打つことで、窓辺に優雅な表情を与えます。

柄で個性を演出

無地: シンプルながらも素材感で勝負。飽きがこず、どんなインテリアにも合わせやすい万能選手です。

北欧柄: 温かみのあるテキスタイルデザインで、ナチュラルで居心地の良い空間に。

チェック柄: カジュアルながらも、どこか懐かしさを感じる温かい雰囲気。

幾何学模様: モダンでスタイリッシュな印象を与えたい場合に。

 

2-3. 光の取り入れ方で選ぶ:遮光だけじゃない!採光の美学

「冬はとにかく暖かくしたいから、遮光カーテンで光をシャットアウト!」…ちょっと待った!確かに暖かさは大切ですが、秋冬の貴重な日差しを完全に遮ってしまうのはもったいない場合もあります。

遮光カーテン:

メリット: 冬の貴重な日差しを室内に取り込み、明るく開放的な空間を演出します。日中の暖房費を抑える効果も期待できます。外からの視線は遮りつつ、光は通すため、プライバシーと明るさのバランスを取りたい場所にぴったりです。

デメリット: 遮光カーテンほどの断熱効果やプライバシー保護は期待できません。夜間は室内の光が外に漏れやすいです。

賢い組み合わせで冬を快適に!

遮光カーテンの等級(1級・2級・3級)の違いとは?完全遮光との差や失敗しない選び方を解説

ドレープカーテンとレースカーテンの二重使い: 

これが最も一般的で賢い選択です。

日中: レースカーテンを閉め、ドレープカーテンを開けて、柔らかな光を室内に取り込みましょう。外からの視線を遮りつつ、明るいリビングで過ごせます。

夜間・冷え込む時間帯: ドレープカーテンも閉めて、高い断熱効果で暖かさをキープ。プライバシーもしっかり守ります。

【ドレープカーテンの教科書】役割からレースとの組み合わせまで、知りたいこと全部

調光ロールスクリーン: 

採光と遮光を一枚でコントロールできる便利なアイテム。スラット(羽根)の開閉で光の量を調整でき、すっきりとした窓辺を演出します。

カーテン・シェード・ブラインド・ロールスクリーン|違いと使い分け完全ガイド

 

3. 機能性で選ぶ:冬の快適さを追求する

見た目や光の取り入れ方だけでなく、機能性も冬のカーテン選びには欠かせません。

断熱・保温効果:

窓からの冷気侵入を防ぎ、室内の暖気を逃がさない機能です。厚手の生地や、生地の裏側に樹脂加工や特殊な繊維を織り込んだもの、裏地付きの二重構造のものが効果的です。暖房効率が上がり、電気代の節約にもつながります。

ハニカム構造なら空気の層を作り出すことで高い断熱性を発揮するブラインドやシェードもあります。

防音効果:

厚手の生地や特殊な加工が施されたカーテンは、外からの騒音を軽減し、室内の音漏れも防ぎます。幹線道路沿いの部屋や、楽器を演奏する部屋におすすめです。

防音窓は高すぎる…と諦める前に。カーテンで騒音を軽減する現実的な方法

防炎機能:

万が一の火災の際に、燃え広がりにくい加工が施されています。高層マンションや公共施設では義務付けられている場合もありますが、一般住宅でも安全性を高めるために検討したい機能です。

【知らなかったでは済まされない】防炎カーテンは高層マンションの義務!選び方とマークの意味を解説

ウォッシャブル機能:

自宅の洗濯機で洗える機能です。冬場は結露などでカビが発生しやすいこともあるため、清潔に保ちたい方におすすめです。洗濯表示をよく確認しましょう。

 

4. 取り付け方・スタイルで選ぶ:窓辺の表情を豊かに

カーテンのスタイルや取り付け方によっても、部屋の印象は大きく変わります。

ドレープカーテン:

最もポピュラーなスタイルで、ヒダの量や開き方(片開き・両開き)で表情が変わります。厚手の生地で冬らしい温かみを演出できます。

ロールスクリーン:

生地を巻き上げて開閉するスタイル。すっきりとした見た目で、モダンな空間によく合います。調光タイプを選べば、光の調整も自在です。

プリーツスクリーン:

和紙のような風合いや、二重構造で断熱性を高めたものなど、バリエーションが豊富です。上下で生地を使い分けるツインスタイルも人気です。

ブラインド(ベネシャンブラインド、バーチカルブラインド):

羽根の角度で光や視線を細かく調整できます。スタイリッシュな印象を与えます。木製ブラインドは冬のインテリアにもマッチします。

アクセントや部分的な目隠しに使うなら?

カフェカーテン: 小窓やキッチンの窓など、部分的に目隠ししたい場所に使います。柄物を取り入れて、インテリアのアクセントにするのも素敵です。

上下昇降でスマートに使いたいなら?

シェードカーテン(ローマンシェード): 生地をたたみ上げながら開閉するスタイル。ドレープカーテンと同じ生地で製作できるため、統一感が出せます。窓辺がすっきりと見え、モダンな印象を与えます。

カーテンレールの選び方はある?

カーテン本体だけでなく、レール選びも重要です。

機能性レール: シンプルで丈夫な作り。カーテンの開閉がスムーズです。

装飾性レール: デザイン性の高いヘッドキャップやポールで、窓辺を華やかに演出します。木製やアイアン製など、インテリアに合わせて選びましょう。

ダブルレール: ドレープカーテンとレースカーテンを二重で吊るすために必要です。

 

まとめ:理想のカーテンで秋冬を快適に

秋冬のカーテン選びは、単なる模様替えではありません。色や素材で温かみを演出し、光の取り入れ方で空間の印象を操り、機能性で日々の快適さを追求する、奥深いインテリアコーディネートです。

今回の記事でご紹介したヒントを参考に、ご自身のライフスタイルや部屋の雰囲気にぴったりの一枚を見つけて、暖かく、心地よい冬の空間を手に入れてください。窓辺から始まる快適な冬が、きっとあなたの毎日を豊かにしてくれるはずです。

 
神奈川県・大和市周辺でオーダーカーテンをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

太田雅也(イラスト)

 

🖋️ 太田雅也(プランナー・カーテンアドバイザー)

 

施工する立場からカーテンの販売、取付に関する疑問をアドバイスさせて頂きます。 一押しのカーテン:【川島】やっぱり男はギターが好き。(弾けないですが…)

 

 

 

 

電動カーテンの後悔しない選び方|後付けDIYは可能?価格やメリット・デメリットを徹底解説

2025.09.29

ベッドから出ずにカーテンが開く。そんな未来の暮らし、始めてみませんか?

朝、太陽の光と共にカーテンが自動で開き、心地よい目覚めを演出してくれる… そんな、かつては高級ホテルや豪邸だけのものだと思われていた「電動カーテン」が、今や私たちの暮らしを豊かにする現実的な選択肢になっています。

しかし、興味はあっても「すごく高そう…」「取り付けが大変そう…」「うちでも使えるの?」といった疑問や不安が先に立つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな電動カーテンの基本的な知識から、生活が劇的に変わるメリット、そして意外と手軽な「後付け」DIYの方法まで、導入に関するすべての疑問に専門店の目線でお答えします。

そもそも電動カーテンとは?

電動カーテンとは、その名の通り、モーターの力で自動で開閉するカーテンシステムのことです。手で開け閉めする代わりに、様々な方法で操作します。

  • 主な操作方法
    • リモコン: 専用のリモコンで、ベッドやソファから手軽に操作。
    • 壁スイッチ: 照明スイッチのように、壁に設置したスイッチで操作。
    • スマートフォンアプリ: 専用アプリで、家の中はもちろん、外出先からも操作可能。
    • 音声アシスタント: 「アレクサ、カーテンを開けて」のように、スマートスピーカーと連携して声で操作。
    • タイマー設定: 設定した時刻に自動で開閉させる。

電動カーテンを導入する5つのメリット|暮らしが劇的に変わる

電動カーテンは、単に「楽ができる」だけではありません。日々の暮らしの質を向上させる、多くのメリットがあります。

  • メリット①:ベッドやソファから動かず操作できる「圧倒的な利便性」 寒い冬の朝に布団から出ることなく、また、映画鑑賞中に立ち上がることなく、カーテンを開閉できます。
  • メリット②:タイマー機能で理想的な目覚めを「生活リズムの改善」 起床時間に合わせてカーテンが自動で開くように設定すれば、太陽光を浴びながら自然に目覚めることができ、体内時計が整いやすくなります。
  • メリット③:手が届かない「高窓・大きな窓」も楽々開閉 吹き抜けにある高窓や、幅の広い大きな窓など、手動では開閉が困難な窓に最適です。
  • メリット④:旅行中も安心!「防犯対策」としての活用 タイマーで自動開閉させることで、長期の旅行中も在宅を装うことができ、空き巣対策としての効果が期待できます。
  • メリット⑤:スマートホーム連携で「未来の暮らし」を実現 「おはよう」の一声で、照明、エアコン、カーテンが連動して動き出す、といったスマートホームのハブとしての役割も担います。

事例あり 電動の場合コンセントが必要(新築時に設置がおすすめ)

吹抜け施工|ニチベイソフィーサイレント電動マルチIR仕様|室内足場|ロールスクリーン|新築戸建|神奈川県大和市

 

操作がラクラク|電動ブラインド|吹き抜け窓|神奈川県座間市

デメリットと注意点|導入前に知っておくべきこと

導入後に後悔しないために、現実的なデメリットもしっかりと理解しておきましょう。

  • デメリット①:導入コストの高さ 手動のカーテンレールに比べ、レール本体やモーター、工事費(高所の場合足場)などを含めると高価になります。
  • デメリット②:電源(コンセント)の確保が必須 モーターを動かすための電源が必要です。新築時なら計画的に設置できますが、後付けの場合は配線が課題になることがあります。
  • デメリット③:モーターの作動音 近年のモデルは非常に静かですが、無音ではありません。寝室など、静けさを重視する場所では、作動音の大きさも確認しておきたいポイントです。(サイレントソフィーなど静音モーター搭載のものもあり)
  • デメリット④:停電時の操作方法 停電すると電動では動きません。しかし、多くの製品は手動でも開閉できるクラッチ機能を搭載しています。

電動カーテンの取り付けパターンと設置コスト

電動カーテンの導入方法は、大きく分けて2つあります。

パターン①【新築・リフォーム向け】本格的な「電動カーテンレール」を設置

どんなもの? モーターが内蔵された専用のカーテンレールを設置する方法。最もスマートで確実。

取り付けに必要なもの: 電動カーテンレール本体、そして「窓の近くのカーテンレール設置位置に、電源コンセントがあること」が絶対条件です。

設置コストの目安: レール本体(5万円~) + 取り付け工事費(2万円~) が基本。コンセントの新設が必要な場合は、別途電気工事費(2万円~)がかかります。(足場も場合によっては10万円〜)

ポイント: 新築やリフォームの設計段階で、ハウスメーカーや電気工事業者に相談し、コンセントの位置を計画しておくことが成功の鍵です。

パターン②【賃貸OK・DIY向け】今あるカーテンを電動化する「後付け」デバイス

どんなもの? 今使っているカーテンレールに、後から取り付けられる小型のロボットデバイス。カーテンの端に設置し、スマホの指示でレール上を走行してカーテンを動かします。

取り付けに必要なもの: デバイス本体のみ。特別な工事や電源は不要(充電式または電池式)。

設置コストの目安: 1台あたり1万円前後から購入可能。両開きの場合は2台必要。

ポイント: 工事不要で、賃貸住宅でも手軽に試せるのが最大の魅力。ただし、非常に重いカーテンにはパワーが足りない場合や、レールの形状によっては取り付けられない場合もあるため、事前の確認が必要です。(代表製品:SwitchBotカーテンなど)

電動カーテンのよくある質問(Q&A)

  • Q1. どんなカーテンでも使えますか?

    A. ほとんどのカーテンで利用可能です。ただし、非常に重い生地(裏地付きの輸入生地など)や、特殊な形状のカーテンの場合は、電動レールのモーターが対応できる「耐荷重」を事前に確認する必要があります。採寸が肝

  • Q2. 作動音はうるさいですか?

    A. 最新のモデルは、図書館の静けさ(40dB程度)よりも静かな製品が多く、ほとんど気になりません。しかし、音に敏感な方は、ショールームや動画サイトで実際の作動音を確認するのがおすすめです。

  • Q3. 停電したらどうなりますか?

    A. 多くの電動カーテンレールは、停電時やモーターの不具合時に、手でカーテンを引くとモーターのクラッチが外れ、手動で開閉できる仕組みになっています。後付けデバイスの場合は、そのまま手で動かせます。

電動カーテンは、暮らしをアップグレードする現実的な選択肢

電動カーテンは、もはや一部の富裕層だけのものではありません。 特に「後付け」デバイスの登場により、誰でも手軽にその利便性を体験できる時代になりました。

  • 新築・リフォームなら: 計画的な電源確保で、本格的な「電動レール」を。
  • 今のお部屋を快適にしたいなら: 工事不要の「後付けデバイス」から。

あなたのライフスタイルや住宅の状況に合わせて、最適な電動カーテンを選んでみてください。スイッチひとつ、あるいは声ひとつで始まる、少し未来の快適な暮らしがあなたを待っています。

 

 

和田 千鶴子(イラスト)

🖋️ 和田 千鶴子(プランナー・カーテンアドバイザー)

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一押しのカーテン:いちご泥棒

【カーテンの素材】天然繊維と化学繊維、あなたに合うのはどっち?特徴と選び方のすべて

2025.09.22

色や柄だけで選んでない?カーテンの印象と機能は「生地・素材」で決まる

お気に入りの色や柄のカーテンを見つけたとき、その「生地」の素材まで意識して選んでいますか? 実は、カーテンの素材は、見た目の雰囲気や手触りだけでなく、日々の使いやすさ、お手入れの手間、そして長持ちするかどうかまでを左右する、非常に重要な要素です。

「おしゃれだけど、シワになりやすい…」 「洗濯したら縮んでしまった…」

そんな後悔をしないために、この記事ではインテリアのプロが、代表的なカーテン生地である「化学繊維」と「天然繊維」それぞれの特徴から、お部屋の場所ごとにおすすめの素材まで、徹底的に解説します。

なぜカーテンはポリエステル製が多いの?まず知りたい「化学繊維」の強み

現在、市場に出回っているカーテンの多くはポリエステルなどの化学繊維で作られています。それには明確な理由があります。

化学繊維の王様「ポリエステル」

特徴を一言で: まさにカーテンのためにあるような「万能・優等生」素材。

メリット:

  • 形状安定性: 湿度による伸縮が少なく、シワになりにくい。洗濯しても縮みにくい。
  • 耐久性: 摩擦に強く、丈夫で長持ち。
  • 耐候性: 紫外線による劣化や変色がしにくい。
  • 機能加工のしやすさ: 遮光、防炎、遮熱といった様々な機能を付け加えやすい。
  • 結論: 美しい見た目を保ちやすく、お手入れが簡単で、機能性も豊富なため、現代のライフスタイルに最も適した素材として広く採用されています。

 

ウールのような風合い「アクリル」

特徴を一言で: 保温性が高く、ふっくらと柔らかい「ウールライク」な素材。

  • メリット: 軽くてシワになりにくい。発色が良く、美しい色合いを長く保つ。
  • デメリット: 素材の特性上、遮光などの機能性はポリエステルに劣る場合がある。

 

おしゃれな部屋の決め手!「天然繊維」の魅力と上手な付き合い方

化学繊維にはない、自然ならではの風合いや質感は、お部屋の雰囲気を格上げしてくれる大きな魅力です。ただし、付き合っていく上でのポイントも知っておきましょう。

ナチュラルスタイルの王様「麻(リネン)」

特徴を一言で: さらりとした清涼感と、使い込むほどに増す「くったりとした風合い」が魅力。

  • メリット: 通気性・吸湿性に優れる。静電気が起きにくく、ホコリが付きにくい。
  • デメリット(上手な付き合い方):
  • シワになりやすい(→そのシワ感も“味”として楽しむ)。
  • 紫外線に弱く、年月と共に生地が弱くなることがある(→裏地付きを選ぶのがおすすめ)。
  • 洗濯で縮みやすい(→ドライクリーニングが推奨)。

 

優しくカジュアルな風合い「綿(コットン)」

特徴を一言で: Tシャツのように肌になじむ「柔らかく、優しい手触り」が特徴。

  • メリット: 通気性が良く、静電気も起きにくい。プリント柄の発色が良い。
  • デメリット(上手な付き合い方):
  • シワになりやすく、洗濯で縮むことがある。
  • 湿気を含むとカビが発生しやすい場合がある。

 

【比較表】ポリエステル vs 天然繊維 あなたに合うのカーテンはどっち?

あなたのライフスタイルや価値観に合わせて、最適な素材を見つけましょう。

項目 ポリエステル 天然繊維(麻・綿)
見た目の風合い 多彩(つるつる、マット等) ナチュラル、素朴、上質
お手入れ (洗濯機OK、乾きやすい) (要洗濯表示確認、縮み・シワ注意)
耐久性・耐候性 (紫外線に強く丈夫) (日に焼けやすく、繊細)
機能性 (遮光・防炎など付けやすい) (素材自体の機能性は低い)
価格帯 比較的安価〜 比較的高価

【こんな人におすすめ!】

ポリエステル: 手軽にお手入れしたい方、機能性を重視する方、小さなお子様やペットがいるご家庭。

天然繊維: インテリアの質感を最優先したい方、経年変化を楽しみたい方、素材の風合いにこだわりたい方。

 

さらに一歩!知っておきたいカーテンの「織り方」と「加工」の世界

同じ素材でも、織り方や加工で見た目や機能は大きく変わります。

  • ジャカード織: 複雑な模様を生地に直接織り込んだもの。プリントにはない立体感と高級感が生まれる。
  • プリント: 無地の生地にデザインを印刷したもの。多色使いの鮮やかなデザインや、繊細な柄の表現が可能。
  • ボイル / オーガンジー: 主にレースカーテンで使われる織り方の名称。ボイルは柔らかく、オーガンジーはハリと光沢があるのが特徴。
  • 形状記憶加工: カーテンのヒダ(ウェーブ)を美しく保つための加工。お手入れ後もきれいな形が持続する。

場所別・おすすめの生地選び

お部屋の用途によって、最適な生地は異なります。

  • リビング: お客様の目にも触れる家の顔。デザイン性を重視し、天然繊維ジャカード織のポリエステルなどで質感を大切に。
  • 寝室: 快適な睡眠環境が第一。遮光や遮熱機能が付けやすい、高機能なポリエステルがおすすめ。
  • 子供部屋: 汚れることを前提に、とにかくウォッシャブル機能付きのポリエステル一択。
  • 和室: 畳や障子との調和を考え、麻や綿などの天然繊維、もしくは和紙のような風合いのポリエステルがよく合います。

最高の生地は「あなたの暮らしにフィットする」生地

カーテンの生地に「絶対にこれが良い」という正解はありません。 「お手入れのしやすさ」と「見た目の美しさ」、あなたがどちらをより大切にしたいか、というライフスタイルに合わせて選ぶことが、最高の生地と出会うための秘訣です。

  • 機能性と手軽さなら「ポリエステル」
  • 風合いとデザイン性なら「天然繊維」

この大きな違いを理解した上で、ぜひお店で実際の生地サンプルに触れてみてください。その手触りや光に透かした時の表情が、あなたの暮らしに最もフィットする一枚を教えてくれるはずです。

 

 

和田 千鶴子(イラスト)

🖋️ 和田 千鶴子(プランナー・カーテンアドバイザー)

商品を売るだけの販売ではなく、常にお客様の御要望に寄り添いながら御提案をさせて頂くことを心かけています。
「お客様の笑顔」のために頑張ります!
一押しのカーテン:いちご泥棒

防音窓は高すぎる…と諦める前に。カーテンで騒音を軽減する現実的な方法

2025.09.18

道路の騒音、隣家の生活音…「音のストレス」をカーテンで解決できる?

静かな家でリラックスしたいのに、窓の外から聞こえてくる車の音や、隣家の話し声…。そんな「音害」に悩まされている方は少なくありません。 かといって、防音窓へのリフォームは費用も高く、賃貸住宅では現実的ではありません。

「もっと手軽に、おしゃれに防音対策ができたら…」 そんな時に候補に挙がるのが「防音カーテン」です。しかし、本当にカーテンだけで効果があるのでしょうか?

この記事では、音響の専門家の視点から、防音カーテンの効果の“真実”と限界、そしてその効果を最大限に引き出すための選び方・設置方法のすべてを、徹底的に解説します。

【専門家の結論】防音カーテンで音は“ゼロ”にはならない。でも“軽減”は可能!

まず最も重要な結論から。防音カーテンだけで、窓の外の音を完全に無音にすることは不可能です。しかし、正しく選んで設置すれば、音をある程度やわらげ、ストレスを“軽減”することは十分に可能です。

  • 得意な音、苦手な音がある

    • 【効果が出やすい音】 人の話し声やペットの鳴き声、テレビの音など、中音〜高音域の音
    • 【効果が出にくい音】 トラックや電車の走行音、工事の重低音など、低音域の音。壁や地面を伝わってくる振動を伴う音は、カーテンでは防ぎきれません。
  • 防音窓との違い

    窓ガラスとサッシで物理的に音を遮断する「防音窓」とは目的が異なります。防音カーテンは、あくまで**「今ある窓の防音性能を補助し、耳障りな音を和らげる」**ためのアイテムと考えるのが正解です。

 

「遮音」と「吸音」は何が違う?防音カーテンの仕組み

「防音」を理解するには、2つの言葉を知る必要があります。

  • 遮音(しゃおん)とは

    音を跳ね返して、反対側に透過させないこと。コンクリートの壁のように、重く密度の高い素材ほど遮音性能は高くなります。

 

  • 吸音(きゅうおん)とは

    音のエネルギーを吸収し、熱などに変換して音を小さくすること。布やスポンジのように、内部に多くの空気層を持つ柔らかい素材ほど吸音性能が高くなります。

 

  • 防音カーテンの正体

防音カーテンは、主に「吸音」の性能を利用して音を和らげます。特殊な多層構造や高密度の生地を用いることで、一部「遮音」の効果も持たせていますが、その本質は「吸音」にあると理解しましょう。

 

効果が全く違う!防音カーテンの選び方【3つのチェックポイント】

見た目が似ていても、防音効果は製品によって大きく異なります。購入時にチェックすべき3つのポイントをご紹介します。

  • チェックポイント①:「生地の重さと厚み」を確認する 音を吸収・遮断するには、物理的な質量が重要です。できるだけ**「重く」「厚い」**生地を選びましょう。特殊なコーティングが施されたものや、何層にも生地が重ねられたものが効果的です。
  • チェックポイント②:「ヒダの量」は2倍ヒダが推奨 ヒダが多いほど、カーテンの表面積が増え、生地の凹凸が音を複雑に反射・吸収します。防音目的であれば、生地を贅沢に使った**「2倍ヒダ」**を選ぶのがおすすめです。
  • チェックポイント③:「機能性表示」とレビューを参考にする 「防音」「遮音」「吸音」といった表示があるかを確認しましょう。JIS規格で定められた遮音性能の試験結果(透過損失)を公表しているメーカーもあり、信頼性の高い指標となります。また、実際に使った人のレビューも参考にしましょう。

 

【最重要】効果を最大化する!カーテンの「隙間」をなくす4つの設置テクニック

どんなに高性能な防音カーテンを選んでも、窓との間に隙間があれば、そこから音は容赦なく侵入します。効果を最大化する秘訣は「隙間をなくす」ことです。

  • テクニック①:サイズは「床まで届く丈」で「窓より長く」 カーテンの丈は、床に擦れるくらい長く(床+10〜15cm)、幅も窓枠の両サイドに十分なゆとり(片側15〜20cm)を持たせ、窓全体を完全に覆いましょう。
  • テクニック②:レールを隠す「Bフック」と「リターン縫製」 カーテン上部とレールの隙間、そしてカーテンと壁の隙間をなくすための必須テクニックです。これだけで体感できる効果が変わります。
  • テクニック③:「カーテンボックス」を活用する カーテンレールの上部を箱で覆うことで、上からの音漏れを徹底的に防ぎます。後付けも可能です。
  • テクニック④:「厚手のレースカーテン」と組み合わせ、空気層を作る 防音ドレープカーテンと、遮熱・遮像機能のある厚手のレースカーテンを併用することで、間に「空気の層」が生まれます。この空気層が、さらなる防音壁として機能します。

防音カーテンと併用したい、手軽な防音グッズ

カーテンの効果をさらに高めるための、プラスアルファの対策です。

  • 窓用 隙間テープ サッシの隙間から漏れる音を防ぐのに効果的。ホームセンターなどで手軽に購入できます。
  • 簡易防音ボード 窓の下半分に立てかけるだけでも、外からの音を物理的に遮断する助けになります。

防音カーテンは、音のストレスを和らげる「現実的な第一歩」

防音カーテンは、魔法のアイテムではありません。しかし、その特性を正しく理解し、**「厚く重い生地を選び、隙間なく設置する」**という基本を徹底すれば、耳障りな騒音をかなり和らげ、日々のストレスを軽減してくれる非常に有効な手段です。

高価な防音窓リフォームに踏み切る前に、まずは現実的な第一歩として、防音カーテンを試してみてはいかがでしょうか。この記事を参考に、あなたのお部屋に「静けさ」と「安らぎ」を取り戻してください。

カーテンミュージアムではお客様のライフスタイルに合わせて最適な1枚をご提案させて頂いておりますので是非お立ち寄りください。

 

 

 

太田雅也(イラスト)

 

🖋️ 伊藤 裕美(プランナー・カーテンアドバイザー)

 

お客様の気持ちを大切に、ご希望に応えられるように
常に向上心を持って仕事をします。お客様の笑顔を目標にしています。

 

 

 

 

 

【知らなかったでは済まされない】防炎カーテンは高層マンションの義務!選び方とマークの意味を解説

2025.09.08

なぜ必要?消防法で「防炎カーテン」が義務付けられている理由

なぜ、特定の建物で防炎カーテンが義務化されているのでしょうか。その背景には、火災時の悲しい教訓があります。

  • カーテンは「炎の道」になりやすい

    通常のカーテンは、一度火がつくとあっという間に燃え広がり、天井まで炎を導く「道」となってしまいます。これにより、避難経路が断たれたり、火災の拡大を早めたりする大きな原因となります。

  • 目的は「避難する時間を稼ぐ」こと

    防炎カーテンは「全く燃えない」わけではありません。しかし、火がついても自己消火性により燃え広がるのを遅らせることができます。この数秒、数十秒の差が、安全に避難するための貴重な時間を生み出します。

  • 義務化されている建物とは?

    消防法で防炎物品の使用が義務付けられているのは、不特定多数の人が利用する施設(劇場、ホテル、病院など)と、高さ31mを超える高層建築物(おおむね11階建て以上のマンションなど)です。

「防炎」と「難燃」はどう違う?意外と知らない言葉の意味

よく似た言葉ですが、意味は異なります。

  • 防炎(ぼうえん)とは

    繊維そのものが燃えにくいか、後から薬剤で加工することで、「燃え広がりにくい」性能を持たせたもの。小さな火源(マッチやライターなど)が接しても、焦げるだけで着火しにくく、もし着火しても自己消火性により燃え広がりません。カーテンやじゅうたんなどに使われます。

  • 不燃(ふねん)・準不燃(じゅんふねん)・難燃(なんねん)とは

    これらは主に、壁紙や石膏ボードなどの建築材料に対して使われる言葉で、建築基準法で定められています。加熱されても「燃焼しない(不燃)」「ごくわずかしか燃焼しない(準不燃)」「燃えにくい(難燃)」といった性能の違いがあります。

ポイント: 私たちがカーテンを選ぶ際に気にするべきなのは「防炎」です。

本物の証!「防炎ラベル」の見方と重要性

消防法の基準をクリアした防炎カーテンには、必ず「防炎ラベル」が縫い付けられています。これが、正規の防炎性能を持つ製品であることの唯一の証明です。

  • 防炎ラベルのデザイン

    • 燃え盛る炎と、それを防ぐ盾をモチーフにしたデザイン。
    • ラベルには、消防庁の登録者番号や、洗濯に関する注意書きが記載されています。
  • なぜラベルが重要なのか?

    • 【性能の証明】:厳しい試験をクリアした製品であることの証です。
    • 【消防検査への対応】:高層マンションでは、消防署の立ち入り検査が行われることがあります。その際、このラベルがないと指導や是正勧告の対象となる可能性があります。
    • 【再加工の依頼】:クリーニングなどで防炎性能が低下した場合、このラベルがあれば専門業者に再加工を依頼できます。
  • 注意!後からラベルだけを付けることはできません

    防炎ラベルは、消防庁に登録された業者のみが、正規の防炎加工を施した製品に縫い付けることができます。カーテン購入後に、ラベルだけを別途入手したり、縫い付けたりすることは法律で禁じられています。

防炎カーテンの選び方|デザインも機能も妥協しない

「防炎カーテンって、デザインが限られるのでは?」と心配する必要はもうありません。技術の進歩により、デザインも機能も豊富な選択肢があります。

  • デザインは驚くほど豊富

    かつては無地やシンプルなものが中心でしたが、現在では美しい刺繍が施されたレースカーテンや、最新トレンドのプリント柄、高級感のあるジャカード織りなど、非防炎のカーテンと遜色ないほどデザインが多様化しています。

  • 素材による違い

    • 【ポリエステル】:最も一般的。繊維自体が燃えにくい性質を持つため、後加工なしで防炎性能を持つ製品が多く、風合いも自然です。
    • 【アクリル系繊維】:ポリエステルと同様に、燃えにくい性質を持つ繊維です。
  • お手入れの注意点

    • 防炎性能は、洗濯を繰り返しても基本的に失われません。必ず洗濯表示に従い、適切にお手入れしましょう。
    • 防炎ラベルは、クリーニングに出す際にも剥がさずにそのまま出してください。

防炎カーテンのよくある質問(Q&A)

  • Q1. 低層階のマンションや一戸建てには必要ない?

    A. 法律上の義務はありません。しかし、火災はどこで起こるかわかりません。特にキッチン周りのカーテンや、寝室など、火災の初期段階で燃え広がりを防ぐことは非常に重要です。万が一への備えとして、全ての住宅に防炎カーテンの設置をおすすめします。

  • Q2. 自分で生地を買ってきてカーテンを作った場合、防炎にはならない?

    A. なりません。市販の「防炎スプレー」などもありますが、消防法で定められた正規の「防炎性能」とは認められず、防炎ラベルを付けることもできません。

  • Q3. どこで買えるの?

    A. 大手のインテリアショップやカーテン専門店、ホームセンターなどで購入できます。購入の際は、必ず「防炎ラベル」が付いているかを確認しましょう。オンラインで購入する場合も、商品説明に「防炎」「防炎ラベル付き」と明記されているかチェックしてください。

【まとめ】防炎カーテンは、あなたと社会を守る「お守り」

防炎カーテンは、単なるインテリアではなく、自分と大切な人の命、そして財産を守るための**「防災アイテム」**です。

特に高層マンションにお住まいの方にとっては、法律で定められた**「守るべきルール」**でもあります。 「知らなかった」では済まされないこの重要な知識を、ぜひお部屋づくりの第一歩として役立ててください。デザインも機能も豊富な防炎カーテンの中から、安心と安全、そしてお気に入りの一枚を選び、心から安らげる窓辺を作りましょう。

 

カーテンミュージアムではカーテンの中からお客様のライフスタイルに合わせて最適な1枚をご提案させて頂いておりますので是非お立ち寄りください。

 

 

 

伊藤(イラスト)

 

🖋️ 伊藤 裕美(プランナー・カーテンアドバイザー)

 

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遮光カーテンの等級(1級・2級・3級)の違いとは?完全遮光との差や失敗しない選び方を解説

2025.08.29

「遮光」ならどれも同じ?その思い込みが、快眠を逃す原因です

「寝室のカーテンは、とにかく光を遮るものがいい」 そう考えて遮光カーテンを選んだのに、「思っていたより明るい…」「部屋が暗すぎて朝起きられない…」といった経験はありませんか?

実は、「遮光カーテン」と一言で言っても、その性能には明確な等級(ランク)が存在します。 そして、その等級ごとの特徴を知らずに選ぶことが、失敗の大きな原因なのです。

この記事では、遮光カーテンの1級・2級・3級の明確な違いから、よく聞く「完全遮光」との差、そしてお部屋の目的別に最適な一枚を選ぶためのプロの視点まで、どこよりも詳しく解説します。

そもそも遮光カーテンとは?得られる4つのメリット

まず、遮光カーテンがもたらす基本的なメリットを再確認しましょう。

  • メリット①:睡眠の質を向上させる

    光を遮ることで、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を促し、深く質の高い眠りをサポートします。

  • メリット②:家具や床、本の日焼け(褪色)を防ぐ

    強い日差しや紫外線から、大切なインテリアが色褪せてしまうのを防ぎます。

  • メリット③:プライバシーを強力に保護する

    夜間に室内の照明をつけても、外に人影が映り込むのを防ぎ、プライバシーを守ります。

  • メリット④:冷暖房効率をアップさせる(遮熱・保温)

    多くの遮光カーテンは生地が厚いため、窓からの熱の出入りを抑え、省エネ効果も期待できます。

【比較表あり】遮光等級(1級・2級・3級)の違い

遮光カーテンの性能は、JIS規格(日本産業規格)に基づき、NIF(日本インテリアファブリックス協会)が定めた3つの等級に分けられています。遮光率と、実際の部屋で感じる「状態の目安」を比較してみましょう。

遮光等級 比較表

等級 遮光率 状態の目安 おすすめの部屋
遮光1級 99.99%以上 人の顔の表情が識別できないレベル 寝室、ホームシアター
遮光2級 99.80%以上 人の顔や表情が識別できるレベル リビング、寝室
遮光3級 99.40%以上 人の表情はわかるが作業には暗いレベル 書斎、リビング

 

各等級の深掘り解説

  • 【遮光1級】:朝日や西日もほぼ完璧にブロック。夜勤がある方や、プロジェクターで映像を楽しみたい方に最適。
  • 【遮光2級】:真っ暗にはしたくないが、しっかり光は遮りたいというニーズに応えるバランス型。
  • 【遮光3級】:遮光機能がないカーテンに比べれば格段に暗くなる。柔らかな暗さを求める場合に。

「遮光1級」と「完全遮光」は何が違うの?

お店でよく見る「完全遮光」や「100%遮光」という言葉。実はこれ、JIS規格の「遮光1級」とは少し違います。

  • 「遮光1級」とは

    NIFが定めた基準。「遮光率99.99%以上」を満たせば、1級と表示できます。

  • 「完全遮光」とは

    メーカー各社が独自に設定している呼称。生地の裏面にアクリル樹脂などをコーティングすることで、遮光率100%を実現した製品を指します。光を全く通さないため、わずかな光でも気になる方に選ばれています。

  • ワンポイント:完全遮光の注意点

    コーティング加工のため、生地が硬くゴワゴワした手触りになる傾向があります。ドレープのしなやかさより、機能性を最優先する場合の選択肢です。

遮光カーテン選びで後悔しないための3つの注意点

等級だけを見て選ぶと失敗することも。プロが必ずチェックするポイントをご紹介します。

  • 注意点①:同じ等級でも「色」によって明るさの体感は違う!

    明るい色(アイボリーやベージュなど)の生地は、暗い色(黒や紺)の生地に比べて、生地自体が光を反射するため、同じ遮光1級でも室内がやや明るく感じられます。真っ暗さを求めるなら、濃色を選ぶのがおすすめです。

  • 注意点②:意外な落とし穴「生地の風合いとドレープ性」

    一般的に、遮光性能を高めるためには生地を厚くしたり、裏地に黒い糸を織り込んだりします。そのため、非遮光のカーテンに比べて生地が硬く、重くなる傾向があります。特に「完全遮光」は風合いがゴワゴワしやすいので、購入前に必ず生地サンプルで手触りを確認しましょう。

  • 注意点③:真っ暗すぎて「朝、起きられない」可能性も

    遮光1級や完全遮光のカーテンは、体内時計をリセットするきっかけとなる朝日を完全にシャットアウトします。朝が苦手な方は、あえて遮光2級を選んだり、光で起こしてくれる目覚まし時計を併用したりするなどの工夫も一考です。

効果を最大化する!窓からの光漏れを防ぐ4つの工夫

どんなに高性能な遮光カーテンを選んでも、窓との間に隙間があれば光は漏れてしまいます。その効果を100%引き出すための工夫をご紹介します。

  • 工夫①:カーテンのサイズを「大きめ」に作る

    幅・丈ともに、窓枠をすっぽり覆うくらいの大きさにすることで、上下左右からの光漏れを大幅に軽減できます。

  • 工夫②:「Bフック」を使い、カーテンレールを隠す

    カーテン上部からの光漏れを防ぐのに最も効果的です。 (→用語集の「Aフック/Bフック」の解説記事への内部リンクを想定)

  • 工夫③:「リターン縫製」を追加する

    カーテンの両サイドを壁側まで回り込ませる縫製スタイル。カーテンと壁の隙間をなくし、横からの光漏れをシャットアウトします。

  • 工夫④:カーテンボックスを設置する・リフォームで検討する

    カーテンレールの上部を箱で覆う「カーテンボックス」は、上からの光漏れ対策として最強の手段です。新築やリフォームの際に検討する価値があります。

遮光カーテンは「目的」と「設置方法」で選ぶ

遮光カーテン選びは、単に「光を遮れば良い」というわけではありません。 「どの部屋で」「どの程度の暗さを」「どんな風に過ごすために」必要なのかという目的を明確にすることが、最適な一枚と出会うための第一歩です。

そして、選んだカーテンの性能を最大限に引き出すためには、サイズや取り付け方の工夫が不可欠です。ぜひこの記事を参考に、あなたの暮らしに「最高の暗さ」と「最高の快適さ」をもたらす遮光カーテンを見つけてください。

 

 

和田 千鶴子(イラスト)

🖋️ 和田 千鶴子(プランナー・カーテンアドバイザー)

商品を売るだけの販売ではなく、常にお客様の御要望に寄り添いながら御提案をさせて頂くことを心かけています。
「お客様の笑顔」のために頑張ります!
一押しのカーテン:いちご泥棒

【レースカーテンの教科書】ミラーや遮熱だけじゃない!役割からおしゃれな使い方まで

2025.08.28

レースカーテンを「ドレープの付属品」だと思っていませんか?

カーテンを選ぶとき、主役のドレープカーテンばかりに目が行き、レースカーテンは「とりあえず白で、安いもの」と、なんとなくで選んでしまいがちです。

しかし、レースカーテンは日中の暮らしに寄り添い、光をコントロールし、プライバシーを守る重要な役割を担っています。それだけでなく、近年ではそのデザイン性も飛躍的に向上し、窓辺の印象を決定づける「第二の主役」とも言える存在になっています。

この記事では、レースカーテンの基本的な役割から、あなたのライフスタイルに最適な一枚を見つけるための「失敗しない選び方の3ステップ」、そしてお部屋をワンランクアップさせるコーディネートのコツまで、徹底的に解説します。

 

レースカーテンの5つの役割|なぜ必要?

日中の多くの時間を共に過ごすレースカーテン。その5つの重要な役割を見ていきましょう。

  • 役割①:やわらかな光を取り込む(採光)

    強い日差しを和らげ、室内にやわらかく拡散させることで、心地よい明るさの空間を作ります。

  • 役割②:日中のプライバシー保護(遮像)

    室内を明るく保ちながら、外からの視線を遮り、日中のプライバシーを守ります。

  • 役割③:家具や床の日焼けを防ぐ(UVカット)

    肌だけでなく、大切な家具やフローリングを変色・劣化させる原因となる紫外線をカットします。

  • 役割④:空間に奥行きと軽やかさを与える

    透け感のある軽やかな生地が、お部屋に圧迫感を与えず、奥行きや上質な雰囲気をもたらします。

  • 役割⑤:熱や冷気を和らげる(遮熱・保温)

    機能性の高いレースカーテンは、ドレープカーテンと同様に、窓からの熱の出入りを抑え、省エネに貢献します。

失敗しない!レースカーテンの選び方【3つのステップ】

お部屋での過ごし方を想像しながら、以下の3ステップで考えていくのがおすすめです。

  • Step 1:「機能」で絞り込む

    日中の「お悩み」や「希望」に合わせて、最適な機能を選びましょう。

    • 【外からの視線が気になるなら】ミラー or 遮像機能: ミラーレース: 生地の裏が光り、日中外から見えにくい。価格も手頃。 遮像レース: 生地の密度が高く、昼も夜も比較的見えにくい。
    • 【省エネ・日焼け対策なら】遮熱・UVカット機能: 夏の冷房効率アップや、家具の保護に効果的。
    • 【花粉症の方へ】花粉キャッチ機能: 特殊な繊維が、窓から入ってくる花粉やホコリを吸着します。
    • 【その他】:気になるニオイを分解する「消臭」や、菌の増殖を抑える「抗ウイルス」など、様々な機能があります。
  • Step 2:「素材・織り方」で風合いを選ぶ

    素材や織り方の違いで、光の通り方や質感が大きく変わります。

    • 【ポリエステル】:最も一般的。耐久性が高く、紫外線による劣化に強い。機能性レースのほとんどがこの素材。
    • 【天然繊維(綿・麻)】:ナチュラルで優しい風合いが魅力。ただし、シワになりやすく、紫外線で傷みやすい側面も。
    • 【ボイル】:透明感が高く、さらりとした手触り。シンプルで軽やかな印象。
    • 【オーガンジー】:ハリと光沢感があり、上品でエレガントな印象。
    • 【編みレース】:様々な柄を表現でき、デザイン性が高い。刺繍などが施されることも。
  • Step 3:「色・デザイン」でお部屋をデザインする

    レースカーテンのデザインがお部屋の洗練度を決めます。

    • 【色の選び方】
      • 定番の白・アイボリー: どんなドレープにも合わせやすく、部屋を明るく見せる。
      • カラーレース: ドレープとの色の組み合わせを楽しんだり、壁紙の色と合わせたりするとおしゃれな印象に。
    • 【デザインの選び方】
      • 無地: シンプルで飽きがこない。ドレープのデザインを引き立てる。
      • 柄物(刺繍・プリント): 近年のトレンド。レース自体が主役になり、窓辺を華やかに彩る。
      • ストライプ・ボーダー: 縦縞は天井を高く、横縞は部屋を広く見せる効果がある。

ドレープカーテンとの上手な組み合わせ方

レースカーテンのデザイン性を活かす、おしゃれな組み合わせ方をご紹介します。

  • 基本のスタイル(レースが窓側)

    最も一般的なスタイル。日中はレースで過ごし、夜はドレープを閉めます。機能性を重視する場合におすすめ。

  • フロントレーススタイル(レースが部屋側)

    デザイン性の高いレースカーテンの柄を、日中も室内から楽しむためのスタイル。無地のドレープを背景のように使うことで、レースの美しさが際立ちます。お部屋の「主役」としてレースを選んだ場合に最適です。

レースカーテンのよくある質問(Q&A)

  • Q1. 黄ばんできたらどうすればいい?

    A. まずは洗濯表示に従って洗濯を試みましょう。落ちない黄ばみは、長年の紫外線やホコリ、タバコのヤニなどが原因です。酸素系漂白剤が使える場合もありますが、生地を傷める可能性もあるため、買い替えを検討するのがおすすめです。

  • Q2. 正しいサイズの測り方は?

    A. はドレープカーテンと同じく、カーテンレールの固定ランナー間の長さを測ります。は、ドレープカーテンよりも1〜2cm短くするのが一般的です。こうすることで、ドレープの裾からレースがはみ出さず、すっきりと美しく見えます。

  • Q3. 寿命や買い替えのサインは?

    A. ドレープカーテンよりも紫外線に直接当たる時間が長いため、寿命は比較的短く、4〜5年が目安です。生地の黄ばみや黒ずみ、触った時にゴワゴワしたり、生地が破れやすくなってきたら買い替えのサインです。

【まとめ】レースカーテンは、日中の暮らしの質を高める名脇役

レースカーテンは、ドレープカーテンの陰に隠れがちな存在ですが、実は日中の光環境やプライバシー、お部屋の雰囲気をコントロールする、非常に重要なアイテムです。

機能性で日々の「お悩み」を解決し、デザイン性で「心地よさ」をプラスする。そんな視点で選ぶことで、あなたの暮らしはより豊かになるはずです。ぜひこの記事を参考に、ドレープカーテンとの組み合わせも楽しみながら、理想のレースカーテンを見つけてください。

 

カーテンミュージアムでは豊富なレースカーテンの中からお客様のライフスタイルに合わせて最適な1枚をご提案させて頂いておりますので是非お立ち寄りください。

 

 

 

伊藤(イラスト)

 

🖋️ 伊藤 裕美(プランナー・カーテンアドバイザー)

 

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【ドレープカーテンの教科書】役割からレースとの組み合わせまで、知りたいこと全部

2025.08.25

お部屋の「主役」、ドレープカーテンをなんとなくで選んでいませんか?

「カーテン」と聞いて、多くの人が思い浮かべる厚手のカーテン。それが「ドレープカーテン」です。 お部屋の印象を大きく左右するインテリアの主役でありながら、意外と「色や柄の好みだけ」で選んでしまいがちです。

しかし、ドレープカーテンには、プライバシーを守り、光や熱をコントロールし、暮らしを快適にするための大切な役割がたくさんあります。

この記事では、ドレープカーテンの基本的な役割から、あなたのライフスタイルに最適な一枚を見つけるための「失敗しない選び方の3ステップ」、そしてお部屋をさらにおしゃれに見せるコーディネートのコツまで、徹底的に解説します。

ドレープカーテンの5つの役割|なぜ必要?

なぜ私たちはドレープカーテンを使うのでしょうか?デザイン性以外にも、暮らしに欠かせない5つの重要な役割があります。

  • 役割①:プライバシーの保護 夜間、室内の照明をつけても、外からの視線をしっかりと遮り、プライベートな空間を守ります。
  • 役割②:光の調節(遮光・調光) 日中に差し込む強い日差しを和らげたり、寝室で光を遮って安眠環境を整えたりします。
  • 役割③:断熱・省エネ効果(遮熱・保温) 窓は家の中で最も熱の出入りが激しい場所。夏は外からの熱気を、冬は室内の暖気を逃がさないようにブロックし、冷暖房の効率を高めます。
  • 役割④:防音・吸音効果 厚手の生地が、外から入る騒音や室内で発生する音の反響を和らげる効果があります。
  • 役割⑤:お部屋の印象を決めるインテリア性 面積が大きいため、色や柄、素材感がお部屋のスタイル(モダン、ナチュラルなど)を決定づける重要な要素となります。

失敗しない!ドレープカーテンの選び方【3つのステップ】

たくさんの種類の中から理想の一枚を見つけるために、以下の3ステップで考えていくのがおすすめです。

  • Step 1:「機能」で絞り込む まずはお部屋の「目的」や「お悩み」に合わせて必要な機能を選びましょう。
    • 【寝室・シアタールームに】遮光機能: 光をどれだけ遮りたいか?遮光1級〜3級までの違いを解説。
    • 【省エネ・結露対策に】遮熱・保温機能: 夏の西日が強い部屋や、冬の寒さが気になる部屋に。
    • 【安全第一なら】防炎機能: 高層マンションでは必須。キッチン周りや万が一への備えに。
    • 【お手入れ重視なら】ウォッシャブル機能: 家庭で洗濯可能かどうかのチェックポイント。
  • Step 2:「素材」で風合いを選ぶ 素材によって、見た目の印象やお手入れのしやすさが変わります。
    • 【ポリエステル】:最も一般的。シワになりにくく丈夫で、機能性も豊富。お手入れが簡単。
    • 【天然繊維(綿・麻)】:ナチュラルで優しい風合いが魅力。通気性が良いが、シワになりやすく、洗濯で縮むことも。
    • 【ジャカード織・プリント】:デザインの表現方法。織りによる立体的な柄か、生地の表面に柄を印刷したものか。
  • Step 3:「色・柄」でお部屋をデザインする 最後に、お部屋のインテリアに合わせて色や柄を選びます。
    • 【色の選び方】
      • 基本ルール: 壁や床、ソファなど、面積の大きいものの色に合わせると失敗しにくい。
      • 広く見せる色: 白やアイボリーなどの明るい膨張色。
      • 落ち着かせる色: 青や緑などの寒色系。
    • 【柄の選び方】
      • 無地: 最も合わせやすく、家具や小物を引き立てる。
      • ストライプ(縦縞): 天井を高く見せる効果がある。
      • 大きな柄: シンプルな部屋のアクセントに。広い部屋におすすめ。
      • 小さな柄: 圧迫感がなく、どんな部屋にも取り入れやすい。

レースカーテンとの上手な組み合わせ方

ドレープカーテンは、レースカーテンとセットで使うのが基本です。組み合わせ方で、窓辺の印象は大きく変わります。

  • 基本のスタイル(ドレープが部屋側) 最も一般的なスタイル。夜はドレープを閉めてプライバシーを守り、日中はレースカーテンで光を取り込みます。
  • フロントレーススタイル(レースが部屋側) ドレープカーテンを窓側に、レースカーテンを部屋側に吊るす上級者向けスタイル。美しいレースのデザインを日中も室内から楽しむことができます。無地のドレープと合わせるのがおすすめです。

ドレープカーテンのよくある質問(Q&A)

  • Q1. 洗濯はどうすればいい? A. まず洗濯表示を確認します。「ウォッシャブル」マークがあれば家庭で洗濯可能です。フックを全て外し、プリーツ(ヒダ)に沿って屏風たたみにし、洗濯ネットに入れて洗いましょう。脱水は短めにし、濡れたままカーテンレールに吊るして乾かすと、シワが伸びてきれいに仕上がります。
  • Q2. 正しいサイズの測り方は? A. は、カーテンレールの両端にある動かないフック(固定ランナー)の間の長さを測ります。は、フックを引っ掛ける輪っか(ランナーリング)の下から、掃き出し窓なら床マイナス1cm、腰高窓なら窓枠プラス15〜20cmが目安です。
  • Q3. 寿命や買い替えのサインは? A. 使用環境によりますが、一般的に5〜10年が目安です。生地が日に焼けて変色したり、触るとゴワゴワしたり、生地が薄くなってきたら買い替えのサインです。

ドレープカーテンは、暮らしを豊かにするパートナー

ドレープカーテンは、ただの「目隠し」ではありません。光や熱をコントロールして暮らしを快適にし、お部屋の雰囲気をガラリと変えてくれる、頼もしいパートナーです。

「どんな部屋にしたいか(デザイン)」「どんな風に過ごしたいか(機能)」の両面から考えることで、きっとあなたの暮らしにぴったりの一枚が見つかるはずです。ぜひこの記事を参考に、楽しみながら理想のドレープカーテンを選んでみてください。

 

カーテンミュージアムでは豊富なドレープカーテンの中からお客様のライフスタイルに合わせて最適な1枚をご提案させて頂いておりますので是非お立ち寄りください。

 

 

 

太田雅也(イラスト)

 

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常に向上心を持って仕事をします。お客様の笑顔を目標にしています。

 

 

 

 

 

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