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カーテンの選び方・予算・費用

【知らなかったでは済まされない】防炎カーテンは高層マンションの義務!選び方とマークの意味を解説

2025.09.08

なぜ必要?消防法で「防炎カーテン」が義務付けられている理由

なぜ、特定の建物で防炎カーテンが義務化されているのでしょうか。その背景には、火災時の悲しい教訓があります。

  • カーテンは「炎の道」になりやすい

    通常のカーテンは、一度火がつくとあっという間に燃え広がり、天井まで炎を導く「道」となってしまいます。これにより、避難経路が断たれたり、火災の拡大を早めたりする大きな原因となります。

  • 目的は「避難する時間を稼ぐ」こと

    防炎カーテンは「全く燃えない」わけではありません。しかし、火がついても自己消火性により燃え広がるのを遅らせることができます。この数秒、数十秒の差が、安全に避難するための貴重な時間を生み出します。

  • 義務化されている建物とは?

    消防法で防炎物品の使用が義務付けられているのは、不特定多数の人が利用する施設(劇場、ホテル、病院など)と、高さ31mを超える高層建築物(おおむね11階建て以上のマンションなど)です。

「防炎」と「難燃」はどう違う?意外と知らない言葉の意味

よく似た言葉ですが、意味は異なります。

  • 防炎(ぼうえん)とは

    繊維そのものが燃えにくいか、後から薬剤で加工することで、「燃え広がりにくい」性能を持たせたもの。小さな火源(マッチやライターなど)が接しても、焦げるだけで着火しにくく、もし着火しても自己消火性により燃え広がりません。カーテンやじゅうたんなどに使われます。

  • 不燃(ふねん)・準不燃(じゅんふねん)・難燃(なんねん)とは

    これらは主に、壁紙や石膏ボードなどの建築材料に対して使われる言葉で、建築基準法で定められています。加熱されても「燃焼しない(不燃)」「ごくわずかしか燃焼しない(準不燃)」「燃えにくい(難燃)」といった性能の違いがあります。

ポイント: 私たちがカーテンを選ぶ際に気にするべきなのは「防炎」です。

本物の証!「防炎ラベル」の見方と重要性

消防法の基準をクリアした防炎カーテンには、必ず「防炎ラベル」が縫い付けられています。これが、正規の防炎性能を持つ製品であることの唯一の証明です。

  • 防炎ラベルのデザイン

    • 燃え盛る炎と、それを防ぐ盾をモチーフにしたデザイン。
    • ラベルには、消防庁の登録者番号や、洗濯に関する注意書きが記載されています。
  • なぜラベルが重要なのか?

    • 【性能の証明】:厳しい試験をクリアした製品であることの証です。
    • 【消防検査への対応】:高層マンションでは、消防署の立ち入り検査が行われることがあります。その際、このラベルがないと指導や是正勧告の対象となる可能性があります。
    • 【再加工の依頼】:クリーニングなどで防炎性能が低下した場合、このラベルがあれば専門業者に再加工を依頼できます。
  • 注意!後からラベルだけを付けることはできません

    防炎ラベルは、消防庁に登録された業者のみが、正規の防炎加工を施した製品に縫い付けることができます。カーテン購入後に、ラベルだけを別途入手したり、縫い付けたりすることは法律で禁じられています。

防炎カーテンの選び方|デザインも機能も妥協しない

「防炎カーテンって、デザインが限られるのでは?」と心配する必要はもうありません。技術の進歩により、デザインも機能も豊富な選択肢があります。

  • デザインは驚くほど豊富

    かつては無地やシンプルなものが中心でしたが、現在では美しい刺繍が施されたレースカーテンや、最新トレンドのプリント柄、高級感のあるジャカード織りなど、非防炎のカーテンと遜色ないほどデザインが多様化しています。

  • 素材による違い

    • 【ポリエステル】:最も一般的。繊維自体が燃えにくい性質を持つため、後加工なしで防炎性能を持つ製品が多く、風合いも自然です。
    • 【アクリル系繊維】:ポリエステルと同様に、燃えにくい性質を持つ繊維です。
  • お手入れの注意点

    • 防炎性能は、洗濯を繰り返しても基本的に失われません。必ず洗濯表示に従い、適切にお手入れしましょう。
    • 防炎ラベルは、クリーニングに出す際にも剥がさずにそのまま出してください。

防炎カーテンのよくある質問(Q&A)

  • Q1. 低層階のマンションや一戸建てには必要ない?

    A. 法律上の義務はありません。しかし、火災はどこで起こるかわかりません。特にキッチン周りのカーテンや、寝室など、火災の初期段階で燃え広がりを防ぐことは非常に重要です。万が一への備えとして、全ての住宅に防炎カーテンの設置をおすすめします。

  • Q2. 自分で生地を買ってきてカーテンを作った場合、防炎にはならない?

    A. なりません。市販の「防炎スプレー」などもありますが、消防法で定められた正規の「防炎性能」とは認められず、防炎ラベルを付けることもできません。

  • Q3. どこで買えるの?

    A. 大手のインテリアショップやカーテン専門店、ホームセンターなどで購入できます。購入の際は、必ず「防炎ラベル」が付いているかを確認しましょう。オンラインで購入する場合も、商品説明に「防炎」「防炎ラベル付き」と明記されているかチェックしてください。

【まとめ】防炎カーテンは、あなたと社会を守る「お守り」

防炎カーテンは、単なるインテリアではなく、自分と大切な人の命、そして財産を守るための**「防災アイテム」**です。

特に高層マンションにお住まいの方にとっては、法律で定められた**「守るべきルール」**でもあります。 「知らなかった」では済まされないこの重要な知識を、ぜひお部屋づくりの第一歩として役立ててください。デザインも機能も豊富な防炎カーテンの中から、安心と安全、そしてお気に入りの一枚を選び、心から安らげる窓辺を作りましょう。

 

カーテンミュージアムではカーテンの中からお客様のライフスタイルに合わせて最適な1枚をご提案させて頂いておりますので是非お立ち寄りください。

 

 

 

伊藤(イラスト)

 

🖋️ 伊藤 裕美(プランナー・カーテンアドバイザー)

 

お客様の気持ちを大切に、ご希望に応えられるように
常に向上心を持って仕事をします。お客様の笑顔を目標にしています。

 

 

 

 

 

遮光カーテンの等級(1級・2級・3級)の違いとは?完全遮光との差や失敗しない選び方を解説

2025.08.29

「遮光」ならどれも同じ?その思い込みが、快眠を逃す原因です

「寝室のカーテンは、とにかく光を遮るものがいい」 そう考えて遮光カーテンを選んだのに、「思っていたより明るい…」「部屋が暗すぎて朝起きられない…」といった経験はありませんか?

実は、「遮光カーテン」と一言で言っても、その性能には明確な等級(ランク)が存在します。 そして、その等級ごとの特徴を知らずに選ぶことが、失敗の大きな原因なのです。

この記事では、遮光カーテンの1級・2級・3級の明確な違いから、よく聞く「完全遮光」との差、そしてお部屋の目的別に最適な一枚を選ぶためのプロの視点まで、どこよりも詳しく解説します。

そもそも遮光カーテンとは?得られる4つのメリット

まず、遮光カーテンがもたらす基本的なメリットを再確認しましょう。

  • メリット①:睡眠の質を向上させる

    光を遮ることで、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を促し、深く質の高い眠りをサポートします。

  • メリット②:家具や床、本の日焼け(褪色)を防ぐ

    強い日差しや紫外線から、大切なインテリアが色褪せてしまうのを防ぎます。

  • メリット③:プライバシーを強力に保護する

    夜間に室内の照明をつけても、外に人影が映り込むのを防ぎ、プライバシーを守ります。

  • メリット④:冷暖房効率をアップさせる(遮熱・保温)

    多くの遮光カーテンは生地が厚いため、窓からの熱の出入りを抑え、省エネ効果も期待できます。

【比較表あり】遮光等級(1級・2級・3級)の違い

遮光カーテンの性能は、JIS規格(日本産業規格)に基づき、NIF(日本インテリアファブリックス協会)が定めた3つの等級に分けられています。遮光率と、実際の部屋で感じる「状態の目安」を比較してみましょう。

遮光等級 比較表

等級 遮光率 状態の目安 おすすめの部屋
遮光1級 99.99%以上 人の顔の表情が識別できないレベル 寝室、ホームシアター
遮光2級 99.80%以上 人の顔や表情が識別できるレベル リビング、寝室
遮光3級 99.40%以上 人の表情はわかるが作業には暗いレベル 書斎、リビング

 

各等級の深掘り解説

  • 【遮光1級】:朝日や西日もほぼ完璧にブロック。夜勤がある方や、プロジェクターで映像を楽しみたい方に最適。
  • 【遮光2級】:真っ暗にはしたくないが、しっかり光は遮りたいというニーズに応えるバランス型。
  • 【遮光3級】:遮光機能がないカーテンに比べれば格段に暗くなる。柔らかな暗さを求める場合に。

「遮光1級」と「完全遮光」は何が違うの?

お店でよく見る「完全遮光」や「100%遮光」という言葉。実はこれ、JIS規格の「遮光1級」とは少し違います。

  • 「遮光1級」とは

    NIFが定めた基準。「遮光率99.99%以上」を満たせば、1級と表示できます。

  • 「完全遮光」とは

    メーカー各社が独自に設定している呼称。生地の裏面にアクリル樹脂などをコーティングすることで、遮光率100%を実現した製品を指します。光を全く通さないため、わずかな光でも気になる方に選ばれています。

  • ワンポイント:完全遮光の注意点

    コーティング加工のため、生地が硬くゴワゴワした手触りになる傾向があります。ドレープのしなやかさより、機能性を最優先する場合の選択肢です。

遮光カーテン選びで後悔しないための3つの注意点

等級だけを見て選ぶと失敗することも。プロが必ずチェックするポイントをご紹介します。

  • 注意点①:同じ等級でも「色」によって明るさの体感は違う!

    明るい色(アイボリーやベージュなど)の生地は、暗い色(黒や紺)の生地に比べて、生地自体が光を反射するため、同じ遮光1級でも室内がやや明るく感じられます。真っ暗さを求めるなら、濃色を選ぶのがおすすめです。

  • 注意点②:意外な落とし穴「生地の風合いとドレープ性」

    一般的に、遮光性能を高めるためには生地を厚くしたり、裏地に黒い糸を織り込んだりします。そのため、非遮光のカーテンに比べて生地が硬く、重くなる傾向があります。特に「完全遮光」は風合いがゴワゴワしやすいので、購入前に必ず生地サンプルで手触りを確認しましょう。

  • 注意点③:真っ暗すぎて「朝、起きられない」可能性も

    遮光1級や完全遮光のカーテンは、体内時計をリセットするきっかけとなる朝日を完全にシャットアウトします。朝が苦手な方は、あえて遮光2級を選んだり、光で起こしてくれる目覚まし時計を併用したりするなどの工夫も一考です。

効果を最大化する!窓からの光漏れを防ぐ4つの工夫

どんなに高性能な遮光カーテンを選んでも、窓との間に隙間があれば光は漏れてしまいます。その効果を100%引き出すための工夫をご紹介します。

  • 工夫①:カーテンのサイズを「大きめ」に作る

    幅・丈ともに、窓枠をすっぽり覆うくらいの大きさにすることで、上下左右からの光漏れを大幅に軽減できます。

  • 工夫②:「Bフック」を使い、カーテンレールを隠す

    カーテン上部からの光漏れを防ぐのに最も効果的です。 (→用語集の「Aフック/Bフック」の解説記事への内部リンクを想定)

  • 工夫③:「リターン縫製」を追加する

    カーテンの両サイドを壁側まで回り込ませる縫製スタイル。カーテンと壁の隙間をなくし、横からの光漏れをシャットアウトします。

  • 工夫④:カーテンボックスを設置する・リフォームで検討する

    カーテンレールの上部を箱で覆う「カーテンボックス」は、上からの光漏れ対策として最強の手段です。新築やリフォームの際に検討する価値があります。

遮光カーテンは「目的」と「設置方法」で選ぶ

遮光カーテン選びは、単に「光を遮れば良い」というわけではありません。 「どの部屋で」「どの程度の暗さを」「どんな風に過ごすために」必要なのかという目的を明確にすることが、最適な一枚と出会うための第一歩です。

そして、選んだカーテンの性能を最大限に引き出すためには、サイズや取り付け方の工夫が不可欠です。ぜひこの記事を参考に、あなたの暮らしに「最高の暗さ」と「最高の快適さ」をもたらす遮光カーテンを見つけてください。

 

 

和田 千鶴子(イラスト)

🖋️ 和田 千鶴子(プランナー・カーテンアドバイザー)

商品を売るだけの販売ではなく、常にお客様の御要望に寄り添いながら御提案をさせて頂くことを心かけています。
「お客様の笑顔」のために頑張ります!
一押しのカーテン:いちご泥棒

【レースカーテンの教科書】ミラーや遮熱だけじゃない!役割からおしゃれな使い方まで

2025.08.28

レースカーテンを「ドレープの付属品」だと思っていませんか?

カーテンを選ぶとき、主役のドレープカーテンばかりに目が行き、レースカーテンは「とりあえず白で、安いもの」と、なんとなくで選んでしまいがちです。

しかし、レースカーテンは日中の暮らしに寄り添い、光をコントロールし、プライバシーを守る重要な役割を担っています。それだけでなく、近年ではそのデザイン性も飛躍的に向上し、窓辺の印象を決定づける「第二の主役」とも言える存在になっています。

この記事では、レースカーテンの基本的な役割から、あなたのライフスタイルに最適な一枚を見つけるための「失敗しない選び方の3ステップ」、そしてお部屋をワンランクアップさせるコーディネートのコツまで、徹底的に解説します。

 

レースカーテンの5つの役割|なぜ必要?

日中の多くの時間を共に過ごすレースカーテン。その5つの重要な役割を見ていきましょう。

  • 役割①:やわらかな光を取り込む(採光)

    強い日差しを和らげ、室内にやわらかく拡散させることで、心地よい明るさの空間を作ります。

  • 役割②:日中のプライバシー保護(遮像)

    室内を明るく保ちながら、外からの視線を遮り、日中のプライバシーを守ります。

  • 役割③:家具や床の日焼けを防ぐ(UVカット)

    肌だけでなく、大切な家具やフローリングを変色・劣化させる原因となる紫外線をカットします。

  • 役割④:空間に奥行きと軽やかさを与える

    透け感のある軽やかな生地が、お部屋に圧迫感を与えず、奥行きや上質な雰囲気をもたらします。

  • 役割⑤:熱や冷気を和らげる(遮熱・保温)

    機能性の高いレースカーテンは、ドレープカーテンと同様に、窓からの熱の出入りを抑え、省エネに貢献します。

失敗しない!レースカーテンの選び方【3つのステップ】

お部屋での過ごし方を想像しながら、以下の3ステップで考えていくのがおすすめです。

  • Step 1:「機能」で絞り込む

    日中の「お悩み」や「希望」に合わせて、最適な機能を選びましょう。

    • 【外からの視線が気になるなら】ミラー or 遮像機能: ミラーレース: 生地の裏が光り、日中外から見えにくい。価格も手頃。 遮像レース: 生地の密度が高く、昼も夜も比較的見えにくい。
    • 【省エネ・日焼け対策なら】遮熱・UVカット機能: 夏の冷房効率アップや、家具の保護に効果的。
    • 【花粉症の方へ】花粉キャッチ機能: 特殊な繊維が、窓から入ってくる花粉やホコリを吸着します。
    • 【その他】:気になるニオイを分解する「消臭」や、菌の増殖を抑える「抗ウイルス」など、様々な機能があります。
  • Step 2:「素材・織り方」で風合いを選ぶ

    素材や織り方の違いで、光の通り方や質感が大きく変わります。

    • 【ポリエステル】:最も一般的。耐久性が高く、紫外線による劣化に強い。機能性レースのほとんどがこの素材。
    • 【天然繊維(綿・麻)】:ナチュラルで優しい風合いが魅力。ただし、シワになりやすく、紫外線で傷みやすい側面も。
    • 【ボイル】:透明感が高く、さらりとした手触り。シンプルで軽やかな印象。
    • 【オーガンジー】:ハリと光沢感があり、上品でエレガントな印象。
    • 【編みレース】:様々な柄を表現でき、デザイン性が高い。刺繍などが施されることも。
  • Step 3:「色・デザイン」でお部屋をデザインする

    レースカーテンのデザインがお部屋の洗練度を決めます。

    • 【色の選び方】
      • 定番の白・アイボリー: どんなドレープにも合わせやすく、部屋を明るく見せる。
      • カラーレース: ドレープとの色の組み合わせを楽しんだり、壁紙の色と合わせたりするとおしゃれな印象に。
    • 【デザインの選び方】
      • 無地: シンプルで飽きがこない。ドレープのデザインを引き立てる。
      • 柄物(刺繍・プリント): 近年のトレンド。レース自体が主役になり、窓辺を華やかに彩る。
      • ストライプ・ボーダー: 縦縞は天井を高く、横縞は部屋を広く見せる効果がある。

ドレープカーテンとの上手な組み合わせ方

レースカーテンのデザイン性を活かす、おしゃれな組み合わせ方をご紹介します。

  • 基本のスタイル(レースが窓側)

    最も一般的なスタイル。日中はレースで過ごし、夜はドレープを閉めます。機能性を重視する場合におすすめ。

  • フロントレーススタイル(レースが部屋側)

    デザイン性の高いレースカーテンの柄を、日中も室内から楽しむためのスタイル。無地のドレープを背景のように使うことで、レースの美しさが際立ちます。お部屋の「主役」としてレースを選んだ場合に最適です。

レースカーテンのよくある質問(Q&A)

  • Q1. 黄ばんできたらどうすればいい?

    A. まずは洗濯表示に従って洗濯を試みましょう。落ちない黄ばみは、長年の紫外線やホコリ、タバコのヤニなどが原因です。酸素系漂白剤が使える場合もありますが、生地を傷める可能性もあるため、買い替えを検討するのがおすすめです。

  • Q2. 正しいサイズの測り方は?

    A. はドレープカーテンと同じく、カーテンレールの固定ランナー間の長さを測ります。は、ドレープカーテンよりも1〜2cm短くするのが一般的です。こうすることで、ドレープの裾からレースがはみ出さず、すっきりと美しく見えます。

  • Q3. 寿命や買い替えのサインは?

    A. ドレープカーテンよりも紫外線に直接当たる時間が長いため、寿命は比較的短く、4〜5年が目安です。生地の黄ばみや黒ずみ、触った時にゴワゴワしたり、生地が破れやすくなってきたら買い替えのサインです。

【まとめ】レースカーテンは、日中の暮らしの質を高める名脇役

レースカーテンは、ドレープカーテンの陰に隠れがちな存在ですが、実は日中の光環境やプライバシー、お部屋の雰囲気をコントロールする、非常に重要なアイテムです。

機能性で日々の「お悩み」を解決し、デザイン性で「心地よさ」をプラスする。そんな視点で選ぶことで、あなたの暮らしはより豊かになるはずです。ぜひこの記事を参考に、ドレープカーテンとの組み合わせも楽しみながら、理想のレースカーテンを見つけてください。

 

カーテンミュージアムでは豊富なレースカーテンの中からお客様のライフスタイルに合わせて最適な1枚をご提案させて頂いておりますので是非お立ち寄りください。

 

 

 

伊藤(イラスト)

 

🖋️ 伊藤 裕美(プランナー・カーテンアドバイザー)

 

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【ドレープカーテンの教科書】役割からレースとの組み合わせまで、知りたいこと全部

2025.08.25

お部屋の「主役」、ドレープカーテンをなんとなくで選んでいませんか?

「カーテン」と聞いて、多くの人が思い浮かべる厚手のカーテン。それが「ドレープカーテン」です。 お部屋の印象を大きく左右するインテリアの主役でありながら、意外と「色や柄の好みだけ」で選んでしまいがちです。

しかし、ドレープカーテンには、プライバシーを守り、光や熱をコントロールし、暮らしを快適にするための大切な役割がたくさんあります。

この記事では、ドレープカーテンの基本的な役割から、あなたのライフスタイルに最適な一枚を見つけるための「失敗しない選び方の3ステップ」、そしてお部屋をさらにおしゃれに見せるコーディネートのコツまで、徹底的に解説します。

ドレープカーテンの5つの役割|なぜ必要?

なぜ私たちはドレープカーテンを使うのでしょうか?デザイン性以外にも、暮らしに欠かせない5つの重要な役割があります。

  • 役割①:プライバシーの保護 夜間、室内の照明をつけても、外からの視線をしっかりと遮り、プライベートな空間を守ります。
  • 役割②:光の調節(遮光・調光) 日中に差し込む強い日差しを和らげたり、寝室で光を遮って安眠環境を整えたりします。
  • 役割③:断熱・省エネ効果(遮熱・保温) 窓は家の中で最も熱の出入りが激しい場所。夏は外からの熱気を、冬は室内の暖気を逃がさないようにブロックし、冷暖房の効率を高めます。
  • 役割④:防音・吸音効果 厚手の生地が、外から入る騒音や室内で発生する音の反響を和らげる効果があります。
  • 役割⑤:お部屋の印象を決めるインテリア性 面積が大きいため、色や柄、素材感がお部屋のスタイル(モダン、ナチュラルなど)を決定づける重要な要素となります。

失敗しない!ドレープカーテンの選び方【3つのステップ】

たくさんの種類の中から理想の一枚を見つけるために、以下の3ステップで考えていくのがおすすめです。

  • Step 1:「機能」で絞り込む まずはお部屋の「目的」や「お悩み」に合わせて必要な機能を選びましょう。
    • 【寝室・シアタールームに】遮光機能: 光をどれだけ遮りたいか?遮光1級〜3級までの違いを解説。
    • 【省エネ・結露対策に】遮熱・保温機能: 夏の西日が強い部屋や、冬の寒さが気になる部屋に。
    • 【安全第一なら】防炎機能: 高層マンションでは必須。キッチン周りや万が一への備えに。
    • 【お手入れ重視なら】ウォッシャブル機能: 家庭で洗濯可能かどうかのチェックポイント。
  • Step 2:「素材」で風合いを選ぶ 素材によって、見た目の印象やお手入れのしやすさが変わります。
    • 【ポリエステル】:最も一般的。シワになりにくく丈夫で、機能性も豊富。お手入れが簡単。
    • 【天然繊維(綿・麻)】:ナチュラルで優しい風合いが魅力。通気性が良いが、シワになりやすく、洗濯で縮むことも。
    • 【ジャカード織・プリント】:デザインの表現方法。織りによる立体的な柄か、生地の表面に柄を印刷したものか。
  • Step 3:「色・柄」でお部屋をデザインする 最後に、お部屋のインテリアに合わせて色や柄を選びます。
    • 【色の選び方】
      • 基本ルール: 壁や床、ソファなど、面積の大きいものの色に合わせると失敗しにくい。
      • 広く見せる色: 白やアイボリーなどの明るい膨張色。
      • 落ち着かせる色: 青や緑などの寒色系。
    • 【柄の選び方】
      • 無地: 最も合わせやすく、家具や小物を引き立てる。
      • ストライプ(縦縞): 天井を高く見せる効果がある。
      • 大きな柄: シンプルな部屋のアクセントに。広い部屋におすすめ。
      • 小さな柄: 圧迫感がなく、どんな部屋にも取り入れやすい。

レースカーテンとの上手な組み合わせ方

ドレープカーテンは、レースカーテンとセットで使うのが基本です。組み合わせ方で、窓辺の印象は大きく変わります。

  • 基本のスタイル(ドレープが部屋側) 最も一般的なスタイル。夜はドレープを閉めてプライバシーを守り、日中はレースカーテンで光を取り込みます。
  • フロントレーススタイル(レースが部屋側) ドレープカーテンを窓側に、レースカーテンを部屋側に吊るす上級者向けスタイル。美しいレースのデザインを日中も室内から楽しむことができます。無地のドレープと合わせるのがおすすめです。

ドレープカーテンのよくある質問(Q&A)

  • Q1. 洗濯はどうすればいい? A. まず洗濯表示を確認します。「ウォッシャブル」マークがあれば家庭で洗濯可能です。フックを全て外し、プリーツ(ヒダ)に沿って屏風たたみにし、洗濯ネットに入れて洗いましょう。脱水は短めにし、濡れたままカーテンレールに吊るして乾かすと、シワが伸びてきれいに仕上がります。
  • Q2. 正しいサイズの測り方は? A. は、カーテンレールの両端にある動かないフック(固定ランナー)の間の長さを測ります。は、フックを引っ掛ける輪っか(ランナーリング)の下から、掃き出し窓なら床マイナス1cm、腰高窓なら窓枠プラス15〜20cmが目安です。
  • Q3. 寿命や買い替えのサインは? A. 使用環境によりますが、一般的に5〜10年が目安です。生地が日に焼けて変色したり、触るとゴワゴワしたり、生地が薄くなってきたら買い替えのサインです。

ドレープカーテンは、暮らしを豊かにするパートナー

ドレープカーテンは、ただの「目隠し」ではありません。光や熱をコントロールして暮らしを快適にし、お部屋の雰囲気をガラリと変えてくれる、頼もしいパートナーです。

「どんな部屋にしたいか(デザイン)」「どんな風に過ごしたいか(機能)」の両面から考えることで、きっとあなたの暮らしにぴったりの一枚が見つかるはずです。ぜひこの記事を参考に、楽しみながら理想のドレープカーテンを選んでみてください。

 

カーテンミュージアムでは豊富なドレープカーテンの中からお客様のライフスタイルに合わせて最適な1枚をご提案させて頂いておりますので是非お立ち寄りください。

 

 

 

太田雅也(イラスト)

 

🖋️ 伊藤 裕美(プランナー・カーテンアドバイザー)

 

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図解でわかる!カーテン選びが楽しくなる魔法の用語集【完全版】

2025.08.21

カーテン選び、カタカナと専門用語で諦めていませんか?

新しいカーテンを選びにインテリアショップへ行くと、「1.5倍ヒダ」「Aフック」「遮光1級」…など、聞き慣れない言葉がたくさん出てきて戸惑った経験はありませんか? なんとなく選んでしまい、家に帰ってから「なんだかイメージと違う…」なんて失敗は避けたいですよね。

ご安心ください。カーテンの専門用語は、ポイントさえ押さえれば決して難しいものではありません。 この記事では、カーテン選びが驚くほどスムーズで楽しくなる「基本の言葉」を、4つのカテゴリーに分けて分かりやすく解説します。

《種類編》まずはここから!ドレープ?レース?カーテンの基本

窓にかけるカーテンの、最も基本的な分類です。

  • ドレープカーテン

    • ひとことで言うと? 「メインの厚地カーテン」のこと。色や柄が豊富で、お部屋の印象を大きく左右します。
    • ワンポイントアドバイス 遮光や遮熱など、様々な機能を持つ生地があります。お部屋の用途(寝室、リビングなど)に合わせて機能を選ぶのがポイントです。

【ドレープカーテンの教科書】役割からレースとの組み合わせまで、知りたいこと全部

  • レースカーテン(シアーカーテン)

    • ひとことで言うと? ドレープカーテンの内側(部屋側)にかける「薄地のカーテン」のこと。光を取り込みつつ、外からの視線を遮る役割があります。
    • ワンポイントアドバイス 近年は、美しい刺繍やプリントが施された「主役になるレース」も人気です。UVカットやミラー機能など、レースカーテンも高機能化しています。

《見た目 編》お部屋の印象を決める!ヒダとスタイルの言葉

カーテンの「顔」とも言える、ドレープの美しさやスタイルに関する用語です。

  • ヒダ(プリーツ)

    • ひとことで言うと? カーテン上部の「つまみ」のこと。このヒダの取り方で、カーテンを閉めた時のウェーブ(波)の美しさが決まります。
    • ワンポイントアドバイス 【2倍ヒダ】:生地を贅沢に使い、ゆったりと高級感のあるウェーブが出ます。フォーマルなリビングや寝室におすすめ。 【1.5倍ヒダ】:既製カーテンで最も一般的。すっきりとした自然なウェーブで、どんな柄にも合います。 【フラット】:ヒダを取らないスタイル。生地のデザインをそのまま楽しみたい、大きな柄のカーテンにおすすめです。
  • 形状記憶加工・形態安定加工

    • ひとことで言うと? カーテンの美しいウェーブを長持ちさせる「パーマ」のような加工です。
    • ワンポイントアドバイス 【形状記憶加工】:より強力な加工で、洗濯しても半永久的にヒダが綺麗に保たれます。 【形態安定加工】:簡易的な加工。美しいドレープを保ち、裾の広がりを抑えてくれます。

《機能編》暮らしを快適に!知って得する機能性の言葉

デザインだけでなく、暮らしを豊かにする機能に関する用語です。お部屋の「お悩み」を解決するキーワードを探してみましょう。

  • 遮光(しゃこう)

    • ひとことで言うと? 室内に差し込む光を遮る機能です。等級が高いほど、遮光性能が高くなります。
    • ワンポイントアドバイス 【遮光1級】:人の顔の表情が識別できないレベル。寝室やホームシアターにおすすめ。 【遮光2級】:人の顔や表情がわかるレベル。朝日を少し感じたい方へ。 【遮光3級】:カーテンを閉めても薄明るい。リビングなどにおすすめ。
  • 遮熱(しゃねつ)・保温

    • ひとことで言うと? 窓からの熱の出入りを防ぎ、冷暖房効率を高める「省エネ」機能です。
    • ワンポイントアドバイス 夏は外からの熱を、冬は室内の暖かい空気が逃げるのを防ぎます。電気代の節約にも繋がります。
  • 防炎(ぼうえん)

    • ひとことで言うと? 燃えにくく、燃え広がりにくい加工のこと。消防法により、高層マンション(高さ31m以上)では使用が義務付けられています。
    • ワンポイントアドバイス キッチン周りや、万が一の備えとして、全ての住宅におすすめしたい安全機能です。
  • ウォッシャブル

    • ひとことで言うと? 家庭の洗濯機で丸洗いできる機能のことです。
    • ワンポイントアドバイス 洗濯表示に従って正しく洗えば、いつでも清潔に保てます。フックは必ず外してから洗いましょう。
  • ミラーレース / 遮像(しゃぞう)レース

    • ひとことで言うと? 日中、外から室内を見えにくくする機能を持つレースカーテンです。
    • ワンポイントアドバイス 【ミラー】:生地の裏側がキラキラしており、光を反射させて見えにくくします。 【遮像】:生地の密度を高めることで、夜でも比較的見えにくいのが特徴です。

《注文編》失敗しない!採寸と部品の言葉

実際にカーテンを注文する際に、必ず知っておくべき用語です。

  • 丈(たけ)

    • ひとことで言うと? カーテンの「高さ・長さ」のことです。
    • ワンポイントアドバイス カーテンレールのフックを引っ掛ける穴(ランナーの輪)の下から、測りたい場所までの長さを測ります。掃き出し窓なら床まで、腰高窓なら窓枠の下までが一般的です。
  • 幅(はば)

    • ひとことで言うと? カーテンの「横の長さ」のことです。
    • ワンポイントアドバイス カーテンレールの両端にある動かないフック(固定ランナー)の間の長さを測ります。この長さに、ヒダを作るための「ゆとり分」を加えてカーテンは作られます。
  • Aフック / Bフック

    • ひとことで言うと? カーテンレールにカーテンを引っ掛けるフックの種類です。レールの見え方が変わります。
    • ワンポイントアドバイス 【Aフック】:カーテンレールが見える設定。装飾レールなど、レールを見せたい場合に選びます。(天井付けレールもこちら) 【Bフック】:カーテンレールが隠れる設定。一般的な機能性レールを隠したい場合や、窓からの光漏れを少しでも防ぎたい場合に選びます。
  • タッセル

    • ひとことで言うと? カーテンを開けた時に束ねておく「帯」のことです。
    • ワンポイントアドバイス カーテンと同じ生地で作られた共布タッセルが付属するのが一般的ですが、装飾性の高いおしゃれなタッセルに変えるだけで、お部屋の雰囲気をグレードアップできます。

【まとめ】言葉がわかれば、カーテン選びはもっと自由になる

いかがでしたか?基本的な言葉の意味がわかると、お店のスタッフの方との会話もスムーズになり、自分の希望を正確に伝えられるようになります。 ぜひこの用語集を片手に、あなたの理想の空間にぴったりのカーテンを見つける旅を楽しんでください。

 

 

和田 千鶴子(イラスト)

🖋️ 和田 千鶴子(プランナー・カーテンアドバイザー)

商品を売るだけの販売ではなく、常にお客様の御要望に寄り添いながら御提案をさせて頂くことを心かけています。
「お客様の笑顔」のために頑張ります!
一押しのカーテン:いちご泥棒

カーテン・シェード・ブラインド・ロールスクリーン|違いと使い分け完全ガイド

2025.06.23

「カーテンとブラインドってどう違うの?」「うちの窓には何が合う?」

そんな声にお応えして、4つの窓周りアイテムの違いと使い分け方を専門店目線でまとめました。

まずは一覧で比較!それぞれの特徴まとめ

アイテム 素材・見た目 操作性 機能性 おすすめの設置場所
カーテン 布/柔らかさ・温もり 開閉が簡単/遮音性あり 遮光・断熱・装飾性◎ リビング・寝室・子供部屋
シェード 布/上下にたたむスタイル すっきり&軽やか 装飾+視界調整に◎ 腰高窓・小窓・カフェ風空間
ブラインド 羽根状(アルミ・木製など) 光の角度を細かく調整 調光◎/遮音・断熱△ 書斎・キッチン・水回り
ロールスクリーン 1枚布を巻き上げる構造 スッキリ/省スペース 遮光・目隠し・装飾に優秀 洗面所・玄関・間仕切り

まとめ

カーテン・シェード・ブラインド・ロールスクリーンは、それぞれ素材や操作性、機能性に特徴があり、設置場所によって使い分けが効果的です。柔らかく装飾性に優れたカーテン、スッキリした見た目のシェード、調光に強いブラインド、省スペースなロールスクリーンなど、空間に合わせて最適なアイテムを選びましょう。

 

目的別|こんなときはこれがおすすめ!

① 採光+プライバシーを両立したい

→ カーテン(ミラーレース)+ドレープ

日中は光を取り入れつつ外から見えにくく、夜は厚地でしっかり遮光できます。

当社の施工事例:木の温もりを感じるナチュラル空間|カーテン|新築戸建|横浜市泉区

 

② すっきりした見た目&省スペース

→ ロールスクリーン or シェード

小窓・腰高窓や、家具の干渉が気になる場所に最適。

当社の施工事例:リビング吹抜け窓|ニチベイサンフレクト遮熱|室内足場設置|ロールスクリーン|新築戸建|神奈川県大和市

 

③ 光を演出したい/ナチュラル空間に

→ 木製ブラインド or リネンシェード

光と影を活かすことで、柔らかな空間づくりができます。

当社の施工事例:ウッドブラインド|カーテン|新築戸建|神奈川県大和市

 

④ 水回り/油汚れが気になる場所

→ アルミブラインド or 撥水ロールスクリーン

掃除しやすく、湿気にも強い素材が◎

当社の施工事例:ミックスルーバーでつくる自分だけのインテリア|カーテン|神奈川県綾瀬市

 

「なんとなく」ではなく「意味のある選択」を

見た目だけで選ぶと、使い勝手や快適さにギャップが生まれます。

カーテンミュージアムでは生活スタイル・部屋の使い方・日当たりまで含めて、最適な窓まわりを提案しています。

 

「うちの窓にはどれが合うんだろう?」そんな疑問も、どうぞお気軽にご相談ください。

カーテンミュージアムではカーテン相談・空間コーディネートのご相談も承りますので是非お任せください!

 

 

 

太田雅也(イラスト)

 

🖋️ 伊藤 裕美(プランナー・カーテンアドバイザー)

 

お客様の気持ちを大切に、ご希望に応えられるように
常に向上心を持って仕事をします。お客様の笑顔を目標にしています。

 

 

 

 

 

カーテンと照明・エアコンの関係|空間のプロが教える意外な盲点

2025.06.16

カーテンは「光を遮る」「空間を彩る」だけの存在ではありません。

実は照明の印象や、エアコンの効き方にも大きく影響しているのをご存じでしょうか?

この記事では、インテリアの専門店として、照明・エアコンとカーテンの“本当の関係”について、意外なポイントも含めてご紹介します。

 

カーテンと照明の「相性」、意識したことありますか?

光の色温度 × カーテンの色・素材

電球色 × 暖色カーテン → 空間が落ち着く

昼白色 × 寒色カーテン → スッキリとした印象に

逆にすると「くすんで見える」ことも

照明の色によって、カーテンの色味や質感の“見え方”が変化するんです。

 

レースカーテンが“光の演出”を左右する

リネン,施工事例,オーダーカーテン,自然素材

日中:自然光を柔らかく拡散

夜間:室内照明の明かりを“和らげる”効果

素材によって「光の陰影」や「影の出方」が変わる

カーテンを選ぶとき、照明の色や照らす方向も一緒に考えると、空間の完成度がぐっと上がります。

 

エアコンとカーテンの“微妙な距離感”が空調効率を左右する

エアコンの風がカーテンに当たると…?

風でバサバサ動く → 見た目が気になる/音が気になる

冷暖房の風が遮られ、効率が落ちる

窓側で結露やカビの原因になることも

 

こんな配置は要注意

カーテンの上にエアコン → 風が通らず暖まりにくい

窓際のエアコン真下にカーテン → 結露・風ムラが発生

解決するカーテンの工夫とは?

風を通しにくい裏地付きカーテンで冷暖房を効率化

遮熱・断熱レースで夏冬の室温をキープ

丈を調整して風の流れを妨げない工夫

 

間取り・照明・エアコンを考えたカーテン提案が、プロの仕事

いちご泥棒

空間の快適さを考えたとき、カーテンは「仕上げの装飾」ではなく「空間機能の一部」です。

インテリア全体のバランス、照明の印象、空調の流れ…

すべてを見ながらご提案するのが、カーテンミュージアムのこだわりです。

 

まとめ|“なんとなく”では選べない理由があります

照明も、エアコンも、カーテンも。

それぞれがバラバラだと、せっかくの空間もどこかチグハグに。

「暮らしに合ったカーテンを選びたい」

 

カーテンミュージアムではカーテン相談・空間コーディネートのご相談も承りますので是非お任せください!

 

 

 

太田雅也(イラスト)

 

🖋️ 伊藤 裕美(プランナー・カーテンアドバイザー)

 

お客様の気持ちを大切に、ご希望に応えられるように
常に向上心を持って仕事をします。お客様の笑顔を目標にしています。

 

 

 

 

 

カーテンのジャストサイズとは?高さ・幅・測り方をプロが解説

2025.06.12

「カーテン、サイズは“なんとなく”で選んでいませんか?」

「なんとなく既製品のMサイズを選んだら、取り付けてみたら丈がちょっと短くて…」なんて経験、ありませんか?
実はカーテンは、数センチの違いでお部屋の雰囲気も、光の入り方もガラリと変わるんです。
この記事では、カーテンのプロが考える“ジャストサイズ”の基準から、DIYで簡単にできる採寸方法まで、ゆるっと丁寧にご紹介します。

なぜ“サイズ感”で後悔する人が多いのか?

  • 「丈が短い」「幅が足りない」「光が漏れる」…
    既製品のサイズで“とりあえず間に合わせ”にすると、取り付けた後で意外と気になるポイントが次々と出てきますよね。
    「丈が短くて下が見えちゃう」「幅がギリギリでヒダがきれいに出ない」「レールの隙間から光がすり抜ける」など、見た目も機能もどこかスッキリしないまま使い続けることに…。

  • 見た目も機能も不完全なまま
    「まあ使えるからいいか」と放っておくと、朝晩の眩しさやプライバシー問題にストレスが溜まってしまいます。
    サイズで失敗しないためには、“ちょっとの差”を軽視しないことが大切です。

理想のカーテンの【高さ】とは?

掃き出し窓(床までの窓)

  • 床から1~2cm浮かせるのが基本
    カーテンが床に引きずられず、程よく“ふわっ”と浮くのが美しいポイント。お掃除ロボも引っかかりにくくて安心です。

  • 少し長めにして“ドレープ感”を出すのも◎
    海外インテリアのように、床に“ちょい溜まり”をつくると高級感アップ。お部屋の雰囲気を一気にランクアップさせたいときにおすすめです。

腰高窓

  • 窓枠下+15~20cmが基本
    窓枠ギリギリだと窮屈に見えるので、少し高めに取り付けるとバランスが良くなります。

  • 家具との位置関係に注意
    ソファやテーブルにかぶらないよう、家具配置も考慮して。窓辺のレイアウトを楽しみましょう。

窓枠内に設置する場合

  • ジャストサイズに見えても、実寸より5〜10mm短めに
    ギリギリぴったりは実は危険。5~10mmほど短くしておくと、カーテンの開閉がスムーズになります。

理想のカーテンの【幅】とは?

  • “たっぷりめ”が基本
    幅を多めにとってヒダを作ると、光をやわらかく拡散してくれて見た目もふんわり。

  • レール幅 × 1.05〜1.1倍(片開き)
    片側だけ開け閉めするタイプはこれくらいでOK。

  • レール幅 × 1.5〜2倍(両開き+ヒダあり)
    両サイドから開くタイプなら、1.5~2倍で贅沢にヒダを。

  • 生地によって“ドレープの出方”は異なるので要注意
    厚手の生地はヒダがしっかり出やすく、薄手の生地は少し多めにとるとバランスが良くなります。

  • レースカーテンとの組み合わせで気をつけること

    • 外側(ドレープ)と内側(レース)の丈を揃える

    • レースをあえて数センチ短くする

    • 横幅も重なりしろを意識して設計

    • 機能性レースは少し広めにとると、美しいシルエットに仕上がります。

自分でできる採寸方法(チェックリスト)

  1. 必要な道具を準備
    メジャー、脚立(または踏み台)、メモ帳・ペンを用意しましょう。

  2. 測る位置は2ヵ所から

    • レールの内側

    • 取付け金具の下

  3. 左右のバランスを見るため、両端・中央で3点測定
    窓枠が微妙に歪んでいることもあるので、最低3ヵ所は測って平均をとるのが安心です。

  4. 不安な方はプロの無料出張採寸を活用
    「自分で測る自信がない…」という方は、ぜひ無料サービスを利用してみてください。プロの採寸なら、失敗の心配がグッと減ります。

まとめ|サイズ感で“印象と満足度”が変わります

カーテンは、ほんの数センチでお部屋全体の印象を左右する“名脇役”。
「窓に合っていればOK」ではなく、お部屋のスタイルや家具配置まで考えてピッタリの一枚を選ぶことで、毎日の暮らしがもっと快適に、もっと素敵になります。
これを機に、ぜひ“ジャストサイズ”のカーテンで、お部屋の雰囲気アップを楽しんでみてください!

 

 

神奈川県・大和市周辺でオーダーカーテンをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

・当店では無料相談/見積り&現地採寸を実施。お客様にとってベストな1枚をご提案。

カーテンミュージアムでは季節に合わせて最適なカーテン選びをご提案させて頂いておりますので是非お立ち寄りください。

 

 

 

太田雅也(イラスト)

 

🖋️ 伊藤 裕美(プランナー・カーテンアドバイザー)

 

お客様の気持ちを大切に、ご希望に応えられるように
常に向上心を持って仕事をします。お客様の笑顔を目標にしています。

 

 

 

 

 

間取り・方角・部屋別で“最適な1枚”を選ぶには?

2025.06.09

カーテンの選び方|間取り・方角・部屋別

「カーテンはお部屋に合ったものを選びましょう」とよく言われますが、 実際に“何を基準にどう選ぶべきか”は、意外と分かりづらいものです。 この記事では、間取りや方角、部屋の用途に応じたおすすめカーテンをご紹介。 専門店ならではの提案視点で、後悔しない選び方をお届けします。  

カーテン選びは「空間」と「光の向き」から考えるとスムーズ

部屋の方角や階数、過ごす時間帯によって、カーテンに求められる役割は大きく変わります。   日差しの強さ・入り方(東西南北) 室温・湿度の変化(季節や構造) 外からの視線・生活音の有無 「素材」「色」「遮光性」なども、お部屋の条件に合わせて選ぶことで、ぐっと快適に暮らせます。  

部屋別・方角別のおすすめカーテンとその理由

リビング|家族が集まる空間には“光と温度”のバランスを

南向き:遮熱・UVカット機能付きのドレープ+レース 北向き:明るめカラー+保温性のある厚手カーテン

1階・道路側:ミラーレース+遮像性重視で防犯にも配慮

リビングは「昼夜の光の変化」と「外とのつながり」が大切な空間。 機能性とデザインのバランスが求められます。  

リビングのカーテン事例はこちらから

 

寝室|ぐっすり眠るための“遮光と静けさ”を重視

東向き:朝日対策に遮光1級カーテンが◎

西向き:夕方の西日+夏の熱対策を意識

マンション高層階:遮光+断熱+静音性に配慮 “真っ暗が落ち着く人”には遮光1級、“朝日は欲しい”人には遮光2級や調光タイプなど、好みに応じて調整するのがポイントです。  

ウィリアムモリスカーテン│FF1035│植物柄カーテン

寝室のカーテン事例はこちらから

 

子供部屋|明るさ・安全性・汚れにくさが大切

遮光はやや控えめで、日中も明るさを確保 汚れに強く、洗える素材(ポリエステルなど) 安全対策(コードレス/遮熱素材)にも注目  

子供部屋のカーテン事例はこちらから

 

和室|落ち着いた空間に“素材感”で調和を

麻や綿など自然素材のカーテンで風合い重視 すだれ調ロールスクリーンやプリーツスクリーンも◎  

和室のカーテン事例はこちらから

 

書斎・ワークスペース|光と集中力をコントロール

モニターへの反射を防ぐ、光拡散系のレース 遮音性・落ち着いたトーンで集中力UP ロールスクリーンでスペース効率を高めるのもおすすめ  

書斎のカーテン事例はこちら

 

迷ったときは「現地確認」がおすすめな理由

「実際に吊ってみないと分からない」――そう思ったことはありませんか? 壁紙・家具・床材との相性 光の入り方や陰影 窓の高さや開閉方向とのバランス カーテンミュージアムでは、出張コーディネートで現地の光・色・素材を確認しながらご提案します。  

まとめ|“暮らしに合うカーテン”を一緒に選びませんか?

カーテンは、ただの布ではありません。 光・空気・暮らしの雰囲気を左右する、大切な空間の要素です。 「どれを選べばいいか分からない」 神奈川県・大和市周辺でオーダーカーテンをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。  

 

 

 

太田雅也(イラスト)

 

🖋️ 太田雅也(プランナー・カーテンアドバイザー)

 

施工する立場からカーテンの販売、取付に関する疑問をアドバイスさせて頂きます。 一押しのカーテン:【川島】やっぱり男はギターが好き。(弾けないですが…)

 

 

 

 

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