カーテンのジャストサイズとは?高さ・幅・測り方をプロが解説
- 2025.06.12
「カーテン、サイズは“なんとなく”で選んでいませんか?」
「なんとなく既製品のMサイズを選んだら、取り付けてみたら丈がちょっと短くて…」なんて経験、ありませんか?
実はカーテンは、数センチの違いでお部屋の雰囲気も、光の入り方もガラリと変わるんです。
この記事では、カーテンのプロが考える“ジャストサイズ”の基準から、DIYで簡単にできる採寸方法まで、ゆるっと丁寧にご紹介します。
なぜ“サイズ感”で後悔する人が多いのか?
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「丈が短い」「幅が足りない」「光が漏れる」…
既製品のサイズで“とりあえず間に合わせ”にすると、取り付けた後で意外と気になるポイントが次々と出てきますよね。
「丈が短くて下が見えちゃう」「幅がギリギリでヒダがきれいに出ない」「レールの隙間から光がすり抜ける」など、見た目も機能もどこかスッキリしないまま使い続けることに…。 -
見た目も機能も不完全なまま
「まあ使えるからいいか」と放っておくと、朝晩の眩しさやプライバシー問題にストレスが溜まってしまいます。
サイズで失敗しないためには、“ちょっとの差”を軽視しないことが大切です。
理想のカーテンの【高さ】とは?
掃き出し窓(床までの窓)
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床から1~2cm浮かせるのが基本
カーテンが床に引きずられず、程よく“ふわっ”と浮くのが美しいポイント。お掃除ロボも引っかかりにくくて安心です。 -
少し長めにして“ドレープ感”を出すのも◎
海外インテリアのように、床に“ちょい溜まり”をつくると高級感アップ。お部屋の雰囲気を一気にランクアップさせたいときにおすすめです。
腰高窓
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窓枠下+15~20cmが基本
窓枠ギリギリだと窮屈に見えるので、少し高めに取り付けるとバランスが良くなります。 -
家具との位置関係に注意
ソファやテーブルにかぶらないよう、家具配置も考慮して。窓辺のレイアウトを楽しみましょう。
窓枠内に設置する場合
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ジャストサイズに見えても、実寸より5〜10mm短めに
ギリギリぴったりは実は危険。5~10mmほど短くしておくと、カーテンの開閉がスムーズになります。
理想のカーテンの【幅】とは?
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“たっぷりめ”が基本
幅を多めにとってヒダを作ると、光をやわらかく拡散してくれて見た目もふんわり。 -
レール幅 × 1.05〜1.1倍(片開き)
片側だけ開け閉めするタイプはこれくらいでOK。 -
レール幅 × 1.5〜2倍(両開き+ヒダあり)
両サイドから開くタイプなら、1.5~2倍で贅沢にヒダを。 -
生地によって“ドレープの出方”は異なるので要注意
厚手の生地はヒダがしっかり出やすく、薄手の生地は少し多めにとるとバランスが良くなります。 -
レースカーテンとの組み合わせで気をつけること
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外側(ドレープ)と内側(レース)の丈を揃える
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レースをあえて数センチ短くする
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横幅も重なりしろを意識して設計
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機能性レースは少し広めにとると、美しいシルエットに仕上がります。
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自分でできる採寸方法(チェックリスト)
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必要な道具を準備
メジャー、脚立(または踏み台)、メモ帳・ペンを用意しましょう。 -
測る位置は2ヵ所から
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レールの内側
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取付け金具の下
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左右のバランスを見るため、両端・中央で3点測定
窓枠が微妙に歪んでいることもあるので、最低3ヵ所は測って平均をとるのが安心です。 -
不安な方はプロの無料出張採寸を活用
「自分で測る自信がない…」という方は、ぜひ無料サービスを利用してみてください。プロの採寸なら、失敗の心配がグッと減ります。
まとめ|サイズ感で“印象と満足度”が変わります
カーテンは、ほんの数センチでお部屋全体の印象を左右する“名脇役”。
「窓に合っていればOK」ではなく、お部屋のスタイルや家具配置まで考えてピッタリの一枚を選ぶことで、毎日の暮らしがもっと快適に、もっと素敵になります。
これを機に、ぜひ“ジャストサイズ”のカーテンで、お部屋の雰囲気アップを楽しんでみてください!
神奈川県・大和市周辺でオーダーカーテンをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
・当店では無料相談/見積り&現地採寸を実施。お客様にとってベストな1枚をご提案。
カーテンミュージアムでは季節に合わせて最適なカーテン選びをご提案させて頂いておりますので是非お立ち寄りください。

🖋️ 伊藤 裕美(プランナー・カーテンアドバイザー)
お客様の気持ちを大切に、ご希望に応えられるように
常に向上心を持って仕事をします。お客様の笑顔を目標にしています。