【設備干渉編】照明、エアコン、カーテンボックスの最適な位置とクリアランス
- 2025.11.29

失敗の元凶!「設備干渉」を避けるための設計チェックリスト
みなさんこんにちは。いつも当コラムをご覧頂きありがとうございます。
今回も引き続きシリーズでお伝えして参ります。
さて以前の記事では施工後に「カーテンボックスと照明が干渉する」「電動レールをつけたいのに下地がない」といった失敗を避けるため、本記事では設計・間取り決定の段階で検討すべき4つの重要チェック項目を解説しました。
カーテンは窓に設置されますが、その窓の上部には必ずと言っていいほど、照明、エアコン、そしてカーテンボックスといった設備が集中しています。これらが干渉すると、見た目の美しさが損なわれるだけでなく、断熱効果が著しく低下したり、故障の原因になったりします。
カーテンボックスの最適な設計寸法

カーテンボックスの役割は、デザイン性を高めるだけでなく、冷暖房効率の向上にあります。熱の流出入を防ぐためには、適切な奥行きと高さが必要です。
1. カーテンボックスの必須機能
- 断熱性の確保: 窓とカーテン上部の隙間を塞ぎ、冷気や暖気が逃げるのを防ぎます。
- 光漏れ防止: 遮光カーテン使用時の、上部からの光漏れを防ぎます。
- メカ収納: ロールスクリーンやシェードのメカ部分を隠し、見た目をすっきりさせます。

2. クリアランス(隙間)の確保
| 項目 | 最適な寸法(目安) | 留意点 |
| 奥行き | 150mm〜200mm | 二重吊り(ドレープ+レース)や、ツインシェード(ドラム式)など、メカの厚みによって必要な奥行きが変わる。 |
| 高さ | 100mm〜150mm | レール設置高さを確保し、カーテン上部からの熱の流出を確実に防ぐための高さ。 |
I. 照明とエアコンとの干渉を避ける
カーテンボックスやレールと、周辺設備が干渉しないよう、事前にシミュレーションが必要です。

1. 照明(ダウンライト)との干渉
- リスク: 窓の近くにダウンライトを設置すると、カーテンボックスの奥行きが足りず、ボックスの先端がライトにかかる、あるいはレールとライトが干渉する可能性があります。
- 対策: ダウンライトは、カーテンボックスの先端から200mm以上離すか、カーテンレールと並行なライン上に配置する際は、ボックスの設計寸法を考慮して位置を決定します。
2. エアコンとの最適なクリアランス
- リスク: エアコンを窓の真上や近くに設置すると、カーテンがエアコンの風を遮り、部屋全体に冷暖房が行き渡らない効率低下を招きます。また、エアコン本体がカーテンやレールに干渉することもあります。
- 対策:
- 設置位置: エアコンは、窓からの熱の出入りが少ない壁の中央などに設置するのが理想です。
- カーテンとの距離: エアコンの排出口とカーテンの上部が干渉しないよう、適切なクリアランス(距離)を確保します。
設計の「詰め」が快適な暮らしを作る
カーテン、照明、エアコンは、暮らしの快適性を支える三種の神器です。どれか一つが干渉するだけで、美観だけでなく、年間を通しての冷暖房費にも影響します。私たち専門家は、単にカーテンを売るだけでなく、建築図面をもとにこれらの干渉リスクを事前に検証し、最適な設置位置を提案します。

🖋️ 太田雅也(プランナー・カーテンアドバイザー)
施工する立場からカーテンの販売、取付に関する疑問をアドバイスさせて頂きます。 一押しのカーテン:【川島】やっぱり男はギターが好き。(弾けないですが…)




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