電動カーテンの後悔しない選び方|後付けDIYは可能?価格やメリット・デメリットを徹底解説
- 2025.09.29
ベッドから出ずにカーテンが開く。そんな未来の暮らし、始めてみませんか?
朝、太陽の光と共にカーテンが自動で開き、心地よい目覚めを演出してくれる… そんな、かつては高級ホテルや豪邸だけのものだと思われていた「電動カーテン」が、今や私たちの暮らしを豊かにする現実的な選択肢になっています。
しかし、興味はあっても「すごく高そう…」「取り付けが大変そう…」「うちでも使えるの?」といった疑問や不安が先に立つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな電動カーテンの基本的な知識から、生活が劇的に変わるメリット、そして意外と手軽な「後付け」DIYの方法まで、導入に関するすべての疑問に専門店の目線でお答えします。
そもそも電動カーテンとは?
電動カーテンとは、その名の通り、モーターの力で自動で開閉するカーテンシステムのことです。手で開け閉めする代わりに、様々な方法で操作します。
- 主な操作方法
- リモコン: 専用のリモコンで、ベッドやソファから手軽に操作。
- 壁スイッチ: 照明スイッチのように、壁に設置したスイッチで操作。
- スマートフォンアプリ: 専用アプリで、家の中はもちろん、外出先からも操作可能。
- 音声アシスタント: 「アレクサ、カーテンを開けて」のように、スマートスピーカーと連携して声で操作。
- タイマー設定: 設定した時刻に自動で開閉させる。
電動カーテンを導入する5つのメリット|暮らしが劇的に変わる
電動カーテンは、単に「楽ができる」だけではありません。日々の暮らしの質を向上させる、多くのメリットがあります。
- メリット①:ベッドやソファから動かず操作できる「圧倒的な利便性」 寒い冬の朝に布団から出ることなく、また、映画鑑賞中に立ち上がることなく、カーテンを開閉できます。
- メリット②:タイマー機能で理想的な目覚めを「生活リズムの改善」 起床時間に合わせてカーテンが自動で開くように設定すれば、太陽光を浴びながら自然に目覚めることができ、体内時計が整いやすくなります。
- メリット③:手が届かない「高窓・大きな窓」も楽々開閉 吹き抜けにある高窓や、幅の広い大きな窓など、手動では開閉が困難な窓に最適です。
- メリット④:旅行中も安心!「防犯対策」としての活用 タイマーで自動開閉させることで、長期の旅行中も在宅を装うことができ、空き巣対策としての効果が期待できます。
- メリット⑤:スマートホーム連携で「未来の暮らし」を実現 「おはよう」の一声で、照明、エアコン、カーテンが連動して動き出す、といったスマートホームのハブとしての役割も担います。
事例あり 電動の場合コンセントが必要(新築時に設置がおすすめ)
デメリットと注意点|導入前に知っておくべきこと
導入後に後悔しないために、現実的なデメリットもしっかりと理解しておきましょう。
- デメリット①:導入コストの高さ 手動のカーテンレールに比べ、レール本体やモーター、工事費(高所の場合足場)などを含めると高価になります。
- デメリット②:電源(コンセント)の確保が必須 モーターを動かすための電源が必要です。新築時なら計画的に設置できますが、後付けの場合は配線が課題になることがあります。
- デメリット③:モーターの作動音 近年のモデルは非常に静かですが、無音ではありません。寝室など、静けさを重視する場所では、作動音の大きさも確認しておきたいポイントです。(サイレントソフィーなど静音モーター搭載のものもあり)
- デメリット④:停電時の操作方法 停電すると電動では動きません。しかし、多くの製品は手動でも開閉できるクラッチ機能を搭載しています。
電動カーテンの取り付けパターンと設置コスト
電動カーテンの導入方法は、大きく分けて2つあります。
パターン①【新築・リフォーム向け】本格的な「電動カーテンレール」を設置
どんなもの? モーターが内蔵された専用のカーテンレールを設置する方法。最もスマートで確実。
取り付けに必要なもの: 電動カーテンレール本体、そして「窓の近くのカーテンレール設置位置に、電源コンセントがあること」が絶対条件です。
設置コストの目安: レール本体(5万円~) + 取り付け工事費(2万円~) が基本。コンセントの新設が必要な場合は、別途電気工事費(2万円~)がかかります。(足場も場合によっては10万円〜)
ポイント: 新築やリフォームの設計段階で、ハウスメーカーや電気工事業者に相談し、コンセントの位置を計画しておくことが成功の鍵です。
パターン②【賃貸OK・DIY向け】今あるカーテンを電動化する「後付け」デバイス
どんなもの? 今使っているカーテンレールに、後から取り付けられる小型のロボットデバイス。カーテンの端に設置し、スマホの指示でレール上を走行してカーテンを動かします。
取り付けに必要なもの: デバイス本体のみ。特別な工事や電源は不要(充電式または電池式)。
設置コストの目安: 1台あたり1万円前後から購入可能。両開きの場合は2台必要。
ポイント: 工事不要で、賃貸住宅でも手軽に試せるのが最大の魅力。ただし、非常に重いカーテンにはパワーが足りない場合や、レールの形状によっては取り付けられない場合もあるため、事前の確認が必要です。(代表製品:SwitchBotカーテンなど)
電動カーテンのよくある質問(Q&A)
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Q1. どんなカーテンでも使えますか?
A. ほとんどのカーテンで利用可能です。ただし、非常に重い生地(裏地付きの輸入生地など)や、特殊な形状のカーテンの場合は、電動レールのモーターが対応できる「耐荷重」を事前に確認する必要があります。採寸が肝
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Q2. 作動音はうるさいですか?
A. 最新のモデルは、図書館の静けさ(40dB程度)よりも静かな製品が多く、ほとんど気になりません。しかし、音に敏感な方は、ショールームや動画サイトで実際の作動音を確認するのがおすすめです。
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Q3. 停電したらどうなりますか?
A. 多くの電動カーテンレールは、停電時やモーターの不具合時に、手でカーテンを引くとモーターのクラッチが外れ、手動で開閉できる仕組みになっています。後付けデバイスの場合は、そのまま手で動かせます。
電動カーテンは、暮らしをアップグレードする現実的な選択肢
電動カーテンは、もはや一部の富裕層だけのものではありません。 特に「後付け」デバイスの登場により、誰でも手軽にその利便性を体験できる時代になりました。
- 新築・リフォームなら: 計画的な電源確保で、本格的な「電動レール」を。
- 今のお部屋を快適にしたいなら: 工事不要の「後付けデバイス」から。
あなたのライフスタイルや住宅の状況に合わせて、最適な電動カーテンを選んでみてください。スイッチひとつ、あるいは声ひとつで始まる、少し未来の快適な暮らしがあなたを待っています。

🖋️ 和田 千鶴子(プランナー・カーテンアドバイザー)
商品を売るだけの販売ではなく、常にお客様の御要望に寄り添いながら御提案をさせて頂くことを心かけています。
「お客様の笑顔」のために頑張ります!
一押しのカーテン:いちご泥棒