寒い冬もぬくぬく快適!窓からの冷気を徹底シャットアウトする「秋冬カーテン」の賢い選び方
- 2025.11.03

こんにちは。つい数日前までの猛暑はなりをひそめ、日に日に気温が下がり冬に備える時期がやって来ました。
先日の記事で秋冬のカーテン選びに関してご紹介させて頂きました。
非常に沢山の方にご覧頂き、カーテンを使った保温効果に関してもっと詳しく知りたい!
というお声を頂戴しましたので今回は断熱・保温に関してより詳しくご紹介させていただきます。
断熱・防寒対策にカーテンがおすすめ
- 最重要対策: 冬の室内の熱の約58%は窓から逃げるため 、冷気を防ぐことが最優先です。
- 最強のコスパ: 窓リフォームより手軽で暖房効率もアップ !カーテンは「断熱」「防寒」「おしゃれ」を兼ね備えた優れものです。
- 効果最大化の法則: 厚手の裏地付き生地、床まで届く長めの丈(ブレイクスタイル)、窓全体を覆う設置が効果を最大化するカギです。
- 冬のヒーロー機能: 暖色系の色やウール調の素材を選び、機能性(遮光・防音)も欲張れば、お部屋の雰囲気もグッと暖かくなります。
I. 冬の冷気は「窓」から侵入する!断熱リフォームよりカーテンが有効な理由
お部屋を暖かく保ちたいのに、足元がスースーする、暖房をつけてもなかなか暖まらない—その原因は、ほとんどの場合「窓」にあります。

1. 「コールドドラフト現象」の正体
窓ガラスで冷やされた空気が、重くなって床に向かって流れ落ちる現象を「コールドドラフト現象」と呼びます 。これが、まるで冷たい風が吹いているように感じさせる原因です。実は、外の冷気の約70%が窓から侵入しています 。
2. カーテンが「魔法瓶」の役割を果たす理由
窓のリフォームは時間も費用もかかりますが、カーテンなら手軽に高性能な断熱が可能です。
- 物理的なブロック: カーテンは、冷たい空気の流れ(コールドドラフト)を物理的にブロックします 。
- 空気の層の生成: カーテンを閉めることで、窓ガラスと室内の間に空気の層ができます。この層が魔法瓶と同じように働き、冷気の侵入を抑え、室内の暖かい空気を外に逃がしにくくします 。
- 費用対効果: カーテンは、大がかりな工事に比べ、取り付けが簡単で暖房費も節約できる、非常にコストパフォーマンスに優れた冬のヒーローです 。
II. 冷気を徹底シャットアウト!断熱カーテンの秘密
冷気を強力にブロックし、暖房効率を上げるための鍵は、「生地の厚み」と「多層構造」にあります。

1. 断熱性能を高める3つのタイプ
| タイプ | 特徴と効果 | 優先度 |
| 裏地付きカーテン | ドレープの裏側にもう一枚生地を縫い付けた二重構造。間に空気層ができるため、断熱効果が格段にアップし、遮光性や防音性も高まります 8。 | 【最推奨】 |
| 厚手生地・高密度生地 | 繊維の密度が高く、空気を通しにくいウール調、ベルベット、フランネルなど。物理的な冷気遮断効果が高いです 9。 | 【基本】 |
| 多重構造・特殊加工 | 生地の中に空気層を作るハニカム構造の特殊な織り方や、アルミ蒸着繊維など、薄手でも高い断熱効果を発揮します 10。 | 【高機能】 |
2. 防寒対策にプラスα!付加機能のすすめ
断熱効果だけでも十分ですが、秋冬の暮らしをより快適にする機能を欲張って選ぶことをおすすめします。
- 遮光機能: 熱が外に逃げにくいという点で断熱効果をサポートします。また、冬は朝が遅いため、光を遮ることで快適な睡眠をサポートし、体内リズムを整えやすくなります 。
- 防音機能: 寒さで窓を閉め切る季節は、外の騒音も気になりがち。厚手の生地や特殊構造により、外からの騒音を軽減し、より静かで落ち着いた室内で過ごせます 。
III. 機能だけじゃない!お部屋を彩る秋冬カーテン選びのポイント
断熱効果が確保できたら、次は色と素材で視覚的な「暖かさ」をお部屋にプラスしましょう。
1. 暖かみのある色と素材の選び方
| 要素 | おすすめの選択肢 | 効果 |
| 色 | 赤、オレンジ、ブラウン、ベージュ、深みのあるグリーンなど暖色系や落ち着いたトーン。 | 視覚的に暖かさを感じさせ、日照時間が短くなる冬でも居心地の良い空間を演出します 13。 |
| 素材 | ウール調、ベルベット、コーデュロイなど、見た目にも触り心地も暖かさを感じる素材 14。 | 生地自体が厚手であることが多く、物理的な断熱効果も高まります。お部屋に深みと高級感をプラスします 15。 |
2. 失敗しないためのネクストステップ(設置のコツ)
せっかくの断熱カーテンも、採寸や設置方法を誤ると効果が半減します。
- 丈は「床まで届く長め」:断熱効果を最大限に高めるには、カーテンの丈は床に2~3cmほど引きずる「ブレイクスタイル」がおすすめです。足元からのコールドドラフト現象を防ぎます 。
- 幅は窓枠を覆う: 冷気の侵入を最大限に防ぐため、カーテンの幅は窓枠よりも左右に10~20cm程度はみ出すように選びましょう 。
- 設置方法の工夫:
- リターン縫製: カーテンの端を壁側に向かって折り返し、横からの冷気侵入経路を物理的に防ぎます 。
- 二重吊り: 厚手のドレープとレースカーテンを二重で吊るすことで、空気層が二重になり、断熱効果がさらにアップします 。
- カーテンボックス: レール全体を覆うことで、上部からの冷気の侵入や暖気の流出を効果的に防げます 。
まとめ:賢いカーテン選びで、冬の暮らしを快適に
冬の窓辺からの冷気対策は、快適な室内環境と暖房費の節約に直結する、最も効果的な対策です。
- 構造:裏地付きなど多層構造のカーテンを選ぶ。
- 採寸:床にたるむ長めの丈で、足元の冷気をシャットアウト。
- 設置:リターン縫製や二重吊りで、冷気の侵入経路を徹底的に塞ぐ。
これらのポイントを押さえ、今年の冬をポカポカ快適な空間で過ごしましょう。
神奈川県・大和市周辺でオーダーカーテンをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

🖋️ 太田雅也(プランナー・カーテンアドバイザー)
施工する立場からカーテンの販売、取付に関する疑問をアドバイスさせて頂きます。 一押しのカーテン:【川島】やっぱり男はギターが好き。(弾けないですが…)




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